東京市場は軟調か。欧州株はそろって下落。世界的な株安が警戒される中、総じて売りが優勢の展開。米国では金利上昇への警戒やヘルスケア株の下落などから、ダウ平均が一時400ドル超下げる場面があり、終値でも362ドル安と今年最大の下げ幅を記録した。ドル円は足元で108円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円安の23190円、ドル建てが45円安の23215円で取引を終えた。

 米国株の大幅安を受けて軟調スタートが想定される。ただし、日本株はきのう先んじて大きく下落しており、米国株の下げ度合いに比べると、マイルドな下げになると予想する。ドル円は比較的落ち着いた動きとなっており、リスク・オフの円高も進んでいない。日本時間の11時からトランプ米大統領の一般教書演説が予定されており、この近辺では荒い動きが出てくる可能性はある。ただ、為替にポジティブな動きが見られるようなら、プラスに転じるような展開もあるとみる。米国株の落ち着きを見るまでは上は重いであろうが、値幅の調整が進んでいることから、売り一辺倒にもなりづらいと考える。日経平均の予想レンジは23150円−23450円。