東京市場は堅調か。先週末の欧米株が強い動きとなっており、買いが優勢となる展開が見込まれる。米国では金融株の決算が好感されたことや、おおむね良好な経済指標を受けて主要3指数がそろって最高値を更新した。欧州でも英FT100が最高値を更新している。ドル円は米長期金利の上昇で円高基調が続いており、足元では111円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて180円高の23820円、ドル建てが215円高の23855円で取引を終えた。

 円高が日本株にはアゲインストではあるが、米国株が企業決算を受けてしっかり上昇しており、この先の業績発表への期待を高める動きとなっている。先週の日経平均は週後半に軟調となったが、世界株高の流れに陰りは見られないことから、強い米国株に引き上げられる格好で、戻りを試すと考える。高寄り後はドル円の動向に一喜一憂とはなりそうだが、今晩の米国市場が休場で、良好な地合いが維持されやすいことから、為替が落ち着いた動きとなるならば、買いの勢いが増す展開も期待できる。日経平均の予想レンジは23750円−23950円。