東京市場は堅調か。欧米株はまちまちも米国株は上昇。米国では、中国政府が米国債の購入停止を検討するとの噂を否定したことが好感され、主要3指数がそろって高値を更新。ダウ平均は200ドルを超える大幅上昇となった。一方、ドル円は軟調な米経済指標を受けてドル安の流れが継続し、足元では111円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて135円高の23785円、ドル建てが160円高の23810円で取引を終えた。

 米国株が強い上昇となったことを好感して、買いが優勢の展開を予想する。1Q決算が良好であったファーストリテイリングがADRで大幅高となっていることも、指数の上昇に大きく貢献すると期待できる。ただ、為替の円高基調が続いていることから、米国株の大幅高の割には日本株の上昇は限定的となる可能性が高い。今週は不安定な動きも見られたことから、大きく上昇する局面では戻り売りが上値を抑えると考える。日経平均の予想レンジは23700円−23830円。