東京市場は堅調か。米雇用統計を受けた先週末5日の米国株が大幅上昇。非農業部門雇用者数が+14.8万人と、市場予想比で弱めの結果となったが、総じて買いが優勢の展開。週明け8日はまちまちとなったが、S&P500とナスダック総合は最高値を更新しており、日本株にはポジティブな影響が見込まれる。ドル円は足元では113円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて225円高の23945円、ドル建てが260円高の23980円で取引を終えた。

 CME225先物は23900円台を示唆しており、日経平均は節目の24000円を意識した展開が想定される。先週2日間で900円超上昇しており、24000円どころではいったん上値が抑えられるであろうが、2018年に入って世界的に株高基調が強まっており、高寄り後も値を保った動きが続くと予想する。地合いは良好で、円安の進行やアジア株高など、外部環境の追い風があれば、節目に到達する場面もあるとみる。早い時間に到達するようであれば、24000円も通過点との見方が強まり、上げ幅拡大となる展開にも期待できる。日経平均の予想レンジは23850円−24200円。