東京市場は堅調か。欧米株はそろって上昇。アジア株高の流れが波及した上に、原油価格の上昇や良好な経済指標がリスク・オンムードを一段と高めた。米主要3指数はそろって高値を更新し、ダウ平均は25000ドル台に乗せて終えた。ドル円は足元では112円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて225円高の23635円、ドル建てが260円高の23670円で取引を終えた。

 世界株高の様相が強まっており、日本株も買い優勢が見込まれる。米12月ADP民間部門雇用者数が良好な内容となっており、今晩の米12月雇用統計への期待も高まる。東京市場は3連休前だが、良好な外部環境が株価の押し上げ材料になるとの見方から、売りは手控えられる可能性が高い。きのうの日経平均は非常に強い上昇で昨年来高値を更新しており勢いがある。CME225先物からは23600円台からのスタートが示唆されるが、テクニカル的には抵抗が少ない価格帯であることから、上値追いの流れとなり、きのう同様に寄り付き以降じわじわと上げ幅を広げる展開を予想する。日経平均の予想レンジは23550円−23950円。