東京市場は堅調か。欧米株はそろって上昇。政局が懸念されたドイツ株の上昇が安心感を誘い、米国では10月景気先行指数が良好な内容となったことなども買い材料となった。為替市場では米株の上昇を手がかりにドル買いが進み、ドル円は足元で112円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて220円高の22460円、ドル建てが225円高の22465円で取引を終えた。

 きのうと逆で米国株高・円安の流れで、日本株にはポジティブな影響が見込まれる。CME225先物が22400円台後半を示唆しており、大幅高スタートが見込まれる。ただ、節目の22500円より上では戻り売りも予想されることから、高寄り後はこう着感の強い地合いになると考える。外部環境の好転は買い材料ではあるものの、一気に上を追うような流れとはならず、初動で上を試した後は、22300円〜22500円の間でのもみ合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは22300円−22550円。