東京市場はもみ合いか。欧米株はそろって上昇。業界再編のニュースを受けて通信株が強い動きとなった。ドル円は112円を前に円安一服の動きで足元では111円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と変わらずの20150円、ドル建てが30円高の20180円で取引を終えた。

 基本的には今晩のFOMC結果発表およびイエレンFRB議長の会見を前に、様子見姿勢の強い展開が想定される。CME225先物が安寄りを示唆していることや、きのうの大幅高の反動から、スタートは弱めとなりそうだ。ただし、欧米株の堅調が続いていることや、為替も比較的落ち着いていることなどから、押し目では買いも入ると考える。日経平均はきのう2万円を難なく突破し、年初来高値を更新しており、投資家心理の改善が期待できる。イベント前で積極的に上値を追う動きにはなりづらいとみるが、下値の固さが先高期待を醸成する地合いになると予想する。日経平均の予想レンジは20150円−20350円。