株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と、Cloudera, Inc (本社:米国カリフォルニア州パロアルト市、CEO:Tom Reilly(トム・ライリー)/以下、Cloudera社)は、このたび、Cloudera社のOSS*1製品に関するサポート強化に向けて連携し、国内のお客さま*2を対象に、日立から「日立OSSサポートサービス for Cloudera Enterprise」を9月14日より提供開始することで合意しました。これに基づき、両社は、社会インフラや金融分野などミッションクリティカルなシステムを持つ国内のお客さまに対し、Cloudera社のHadoopディストリビューション製品であるCloudera Enterpriseの活用をワンストップでサポートします。

近年、IoTの発展により、さまざまな機器からデータの取得が可能となり、これらの大規模データを活用し、ビジネス機会の創出や生産効率の向上など企業競争力を強化する取り組みが加速しています。このような背景のもと、ミッションクリティカル分野においても、大規模データの処理基盤として、最新の技術で柔軟かつ迅速な開発が可能なOSSの採用が本格化しており、OSSを含めたシステム全体の安定稼働やセキュリティ対応などへのニーズがより一層高まっています。

今回、両社は、Cloudera Enterpriseに関する構築ノウハウや技術情報を両社間で共有する、国内初の連携体制を確立します。この強固な連携体制のもと、日立は、ミッションクリティカルなシステムを持つ国内のお客さまに対し、「日立OSSサポートサービス for Cloudera Enterprise」を提供し、開発から運用までを支援する高度なサービスを通じて、迅速なシステム導入と安定稼働を実現します。

今後、両社は日立のIoTプラットフォーム「Lumada」におけるCloudera社OSS製品の活用を通じて、社会や企業のさまざまな課題を解決するデジタルソリューションの創出を推進していきます。

日立製作所 OSSソリューションセンタ長 伊藤 洋三のコメント
Cloudera社がサポートを提供する、Spark/HadoopをはじめとするOSSは、IoT時代におけるデータ活用や機械学習といった分野で必要不可欠であり、日立のIoTプラットフォーム「Lumada」における重要なコンポーネントになっています。今回の協業により、日立は、Cloudera社との強固な連携体制を構築し、大規模データの活用を通じて課題解決に取り組むお客さまに対し、効率的かつ高度なソリューションを提供していきます。

Cloudera, Inc アジア太平洋および日本担当バイスプレジデント Mark Micallef(マーク・ミカレフ)のコメント
Clouderaの得意分野である機械知能やIoTの開発はすでにアジア太平洋地域のビジネスを変革し始めています。日立はコネクテッドインテリジェンスを提供するセンサーアプリを提供するパイオニアです。そしてLumadaは、IoTソリューションの作成とカスタマイズを簡素化します。この度の協業により、データを活用して国際的なビジネスを展開するお客様のデータの利活用をサポートします。

Cloudera Enterpriseについて

Cloudera Enterpriseは大量で多様なデータの蓄積・分析を分散処理するSparkやHadoopなどのOSSと企業向け用途に必要となる管理ツールなどをパッケージ化した製品です。商用Hadoop分野においてグローバルでトップシェアを誇っており、金融機関やインフラ事業者など幅広い業種におけるデータアナリティクスや基幹業務の分散処理に採用されています。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/09/0913.html

*1 OSS: Open Source Software
*2日本国内に本社を置く企業の国内外拠点、および国外に本社を置く企業の日本拠点が対象

概要:日立製作所

詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。

Source: Hitachi, Ltd.

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