東京市場は買い優勢か。米国市場では前日のS&P500に続き、ダウ平均とナスダックも最高値を更新。ドル円相場も円安が一段と進行しており、主力株中心に買い先行が予想される。
ムニューシン米財務長官が年内の税制改革に言及したことを受け米金融株が上昇したほか、米長期金利も上昇。日本株のADRでは大手銀行株の上昇が目立つほか、大手商社株も上昇してる。日経平均ベースでは戻り売りが強くなる水準に差しかかるものの、それ以外に日本株を売る材料もなさそうだ。むしろ、4月安値からの連騰相場を回顧し、売り方の買い戻しが強まる可能性も高い。
CME225先物(12月限)は円建てが大証日中終値と比べて95円高の19725円、ドル建てが135円高の19765円で取引を終えた。
日経平均の予想レンジは19850円−19940円。75日線(19861円)を意識したスタートから一目均衡表の雲の領域(19944-20031円)に入り込めるかが焦点となる。