東京市場は堅調か。債務上限問題などでトランプ大統領と議会トップが合意したことが好感され、米国株は主要3指数がそろって上昇した。これを受けて米長期金利が上昇したことで、為替もドル高・円安の動きとなり、ドル円は109円台を回復している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて120円高の19460円、ドル建てが130円高の19470円で取引を終えた。

 米国株が債務上限問題の進展という好材料があってしっかり反発してきたこと、これに対して為替も円安に振れたことから、日本株には素直に買いが入る展開が想定される。トランプ大統領は税制改革についても言及しており、米国株がこの先も堅調に推移するとの期待感も下支え材料になると考える。指数はギャップアップで始まった後は、19500円近辺でもみ合う時間が長いと予想するが、この近辺まで戻してくれば大崩れの可能性は低いとの安心感も強まりやすく、終日しっかりの展開を予想する。日経平均の予想レンジは19400円−19550円。