東京市場は上値の重い展開か。休場明けの米国株は北朝鮮リスクを警戒して売りが優勢となり、ダウ平均は234ドル安と大幅な下落となった。為替市場でもリスク・オフのドル安・円高が進み、ドル円は109円を割り込み108円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて75円安の19355円で取引を終えた。

 外部環境の一段の悪化の割にはCME225先物は比較的値を保っており、きのうまでの下げで、米国株安を一定程度織り込んでいた可能性がある。ただ、このところは場中の動きが弱い。値幅の調整は進んでいる上に、8/29の安値19280円は意識されるとみることから、大きな下げにはならないと考えるが、北朝鮮に対する警戒が拭えない中では買いが期待しづらい。小安く寄った後は軟調な推移が続くと予想する。日経平均の予想レンジは19280円−19420円。