東京市場は堅調か。欧米市場はそろって上昇。米国ではキャタピラーやマクドナルドなどの決算が買い材料となったほか、経済指標も良好で、S&P500とナスダック総合が最高値を更新した。ドル円は良好な米国のファンダメンタルズ確認に加え、米上院でヘルスケア法案審議の動議が可決したことからドル高・円安が進み、足元では111円80銭近辺で推移している。CME225先物は大証日中終値と比べて140円高の20060円、ドル建てが160円高の20080円で取引を終えた。

 きょうは米国株高と円安が日本株にとっての恵みの雨となりそうだ。米国はアルファベットの下落を吸収しての株高で、建機のキャタピラー、消費関連のマクドナルドと多方面でポジティブな動きが見られており、先高期待を高める動き。これを受けて日経平均も、ここ数日抵抗となっていた2万円を上回ってのスタートが想定される。日本株はここ数日は決算前でこう着感の強い動きが続いていたが、このタイミングで外部環境にポジティブな動きが見られたことで、リスク選好ムードが高まる可能性が高い。日経平均の予想レンジは20030円−20180円。