東京市場は堅調か。欧州株はフランスの選挙結果を好感して全面高。米国株は欧州株高の流れを受け継いだ上に、ダドリーNY連銀総裁の先行きに対する強気の見方を受けて買いが優勢となった。このところ弱い動きが続いていたテクノロジー株などにも買いが入っている。ドル円も同氏の発言がドル高・円安を誘引し、足元では111円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて100円高の20130円、ドル建ては135円高の20165円で取引を終えた。
欧米株高・円安と追い風の流れを受けて、日本株も強い動きが見込まれる。日経平均はきのう2万円台を回復した動きが力強かった上に、きょうは一段高が見込まれることから、2万円台が定着するとの見方が強まりやすい。そのため、下げづらく上げやすい地合いが醸成されると考える。下は2万円をサポートに、直近6月2日につけた高値20239円に迫る展開を予想する。日経平均の予想レンジは20050円−20250円。