17日の米国市場はトランプ政権に対する不透明感が強まり、NYダウは370ドル超の下落となった。報道自体は前日に織り込んでいるものの、これが世界的なリスクオフに向かわせていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比315円安の19455円となり、朝方はこれにサヤ寄せする格好からの、ギャップ・ダウンからのスタートとなる。売り一巡後の押し目買い意欲の強さを見極めることになるが、トランプ政権に対する不透明感が重しとなり、様子見姿勢が強まりそうである。<br/><br/>物色はディフェンシブ系にシフトしやすいほか、テーマ性のある中小型株での値幅取り狙いの商いが中心になろう。また、決算を手掛かりに急伸していた中小型株などは一気に利食いが強まると考えられるが、反対に一気に需給調整も進むため、売り一巡後の仕切り直しは意識しておきたい。テーマとしては、ブロックチェーン、有機EL、タバコ、水素、防衛など。その他、目標株価の引き上げが観測されているところでは、大林組<1802>、清水建<1803>、ニチレイ<2871>、神戸鋼<5406>、新光電気<6967>、アシックス<7936>に注目。<br/><br/>

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