キリン堂ホールディングス<3194>の連結子会社であるキリン堂は、メディスンショップ・ジャパンの全株式を取得し、子会社化すると発表。なお、メディスンショップ・ジャパンの資本金の額が、キリン堂HDの資本金の額の100分の10以上に相当するため、同社の特定子会社に該当することになる。株式譲渡実行は6月1日を予定。<br/><br/>メディスンショップ・ジャパンは、介護大手のセントケア・ホールディング<2374>の子会社で、Medcinie Shoppe International(米国)と連携して2004 年から調剤薬局メディスンショップのフランチャイズ展開をしている。将来のニーズ拡大を見越して、今回の全株式取得に至った。<br/><br/>キリン堂HDグループは、主に関西地域におけるドラッグストア及び調剤薬局を展開しており、特に調剤事業については、新規出店のほか、M&Aを活用した事業拡大を目指している。近年、調剤事業を取り巻く環境は、厚生労働省の診療報酬の改定の影響に加えて、地域包括ケアシステムに基づく「健康サポート薬局」の方向性が打ち出されるなか、OTC医薬品・健康食品の販売、在宅医療への取り組みなど幅広い分野にワークすることが求められるなど、大きく変化しつつあり、閉店やM&Aを余儀なくされる調剤薬局が急激に増加している。このような厳しい環境のなか、キリン堂HDグループは、フランチャイズシステムを通じ、オーナーが安心して経営できるようサポートすることで、調剤薬局のフランチャイザーとしてさらなる飛躍を目指す考え。<br/><br/><br/>

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