11時05分現在の日経平均株価は19916.52円(前日比73.52円高)で推移している。9日の米国市場では、原油安を受けてNYダウが36ドル安となった。一方で、予想を上回る経済指標や複数の連銀総裁発言から為替市場では1ドル=114円台まで円安が進む場面があり、本日の日経平均は47円高からスタートした。しかし、北朝鮮が6回目の核実験実施を示唆したことなどから円安・ドル高は一服し、寄り付き後の日経平均は19900円を挟んだもみ合いが続いている。<br/><br/>個別では、東芝<6502>が3%超の上昇。半導体事業売却への米ウェスタン・デジタルの抗議に対し、反論書簡を送っていたと報じられている。その他売買代金上位では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>などが堅調で、三菱UFJ<8306>は小高い。前日引け後に決算発表した三菱自<7211>やミネベアミツミ<6479>は大きく買われている。また、アイエスビー<9702>、オプテクスG<6914>、東海カーボ<5301>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、SUBARU<7270>が3%超安と前日に続き売られており、ファナック<6954>や三菱商事<8058>もさえない。トヨタ自<7203>、みずほ<8411>は小安い。スクリーンHD<7735>や旭硝子<5201>は決算を受けて下げが目立つ。また、アニコムHD<8715>、ローランドDG<6789>、イーレックス<9517>などが東証1部下落率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

<HK>