日経平均は続伸。1日の米国株式市場は、翌日の連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を控え高安まちまちだった。ただ、為替市場では米債券利回りの低下とともに円安が進み、本日の日経平均はこうした流れを受けて25円高からスタートした。寄り付き後は好業績銘柄を中心に買いが入ったほか、トランプ米大統領の発言を受けて北朝鮮情勢に対する警戒感が後退したこともあり、前場に一時19464.30円(前日比153.78円高)まで上昇する場面があった。ただ、買いが一巡すると明日からの連休を前に高値もみ合いとなった。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比135.18円高の19445.70円となった。東証1部の売買高は18億6294万株、売買代金は2兆2656億円だった。業種別では、不動産業、石油・石炭製品、証券が上昇率上位だった。一方、下落したのは海運業、水産・農林業、食料品の3業種のみだった。<br/><br/>個別では、東芝<6502>が4%近く上昇したほか、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、東エレク<8035>、ファナック<6954>もしっかり。任天堂<7974>やソフトバンクG<9984>は小幅に上昇した。前日に決算発表した京セラ<6971>は買い優勢で、取引時間中に決算発表した伊藤忠<8001>は上げ幅を拡大した。また前期決算、今期計画とも市場予想を上回ったヤマハ<7951>が東証1部上昇率トップとなり、島精機<6222>やGMOPG<3769>はストップ高まで買われた。一方、売買代金上位ではソニー<6758>やホンダ<7267>がさえず、PD<4587>は急反落。また、ダイキアクシス<4245>やアイティフォー<4743>に加え、決算を受けて後場急落した日揮<br/><1963>、前期が3期連続の最終赤字見通しとなったJDI<6740>などが東証1部下落率上位に顔を出した。<br/>

<HK>