<br/><br/><br/>以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。<br/><br/>----<br/><br/>※2017年4月18日8時に執筆<br/><br/><br/>1960年代から1970年代にかけて都市部郊外に建設された団地。団地住民の高齢化により毎日の買い物難民が今後急増していく見通しです。<br/><br/>毎日の買い物だけではなく宅食サービスや電球交換などの生活サービスを提供、団地住民の生活インフラとして、セブンイレブンが団地内専用の店舗を出店していくという報道が、昨日の日経新聞朝刊に掲載されていました。<br/><br/>本日は、コンビニ業界の盟主としての地位を揺るぎないものとしているセブン&アイHD<3382>を深掘り特集していきたいと思います。<br/><br/><br/>■セブン&アイHD<3382>の会社情報<br/>▽セブン&アイHD<3382>とは?<br/>イオン<8267>に次ぐ、国内2位の流通コングロマリットであるセブン&アイHD<3382>。<br/><br/>国内コンビニ最大手のセブンイレブンを中心に、イトーヨーカドーやセブン銀行、デニーズなど多岐にわたる事業を展開しています。<br/><br/>2016年にセブンイレブンの生みの親とも言われた鈴木敏文氏が経営の一線から退いたお家騒動が勃発。しかしながら、18年2月期はコンビニ店舗数をプラス900と純増させたことに加え、取扱商品の見直しにより既存店が堅調な推移を見せています。<br/><br/>また、苦戦を強いられているイトーヨーカドーは不採算店の閉鎖などの整理を粛々と実施しており、今期も収益正常化へ向けて積極的にテコ入れを実施していく模様です。<br/><br/>コンビニはすでに重要な生活インフラとしての機能を社会的にも認識されていることに加え、冒頭でも説明した通り、今後は高齢化が進む団地などで新型店舗を積極的に拡大していくとの事。<br/><br/>また、国内のみならず北米やアジア地域での海外展開を加速しており、2015年度末の集計では、他のコンビニエンスチェーンを大きく引き離している状態です。<br/><br/>海外店舗数<br/>セブンイレブン:40,139店舗<br/>ファミリーマート:5,846店舗<br/>ミニストップ:2,840店舗<br/>ローソン:758店舗<br/><br/>今後も安定した収益構造を維持しつつ、連続最高益更新が期待される優良株といえる銘柄の1つですね。<br/><br/><br/>▽セブン&アイHD<3382>の企業情報<br/>市場:東証1部<br/>貸借:貸借銘柄<br/>業種:小売業<br/>連結事業:コンビニエンスストア44、スーパーストア34、百貨店15、フードサービス1、金融3、他4【海外】33<br/>本社所在地:〒102-8452 東京都千代田区二番町8-8<br/>上場年月日:2005年9月1日<br/><br/><br/>■セブン&アイHD<3382>の株主配当と株主優待情報<br/>決算:2月末日<br/>権利確定月:2月末日<br/>単元株数:100株<br/><br/>対象株主:毎年2月末日、8月末日(中間配当)現在の株主名簿に記載された、株式1単元(100株)以上を保有する株主が対象。<br/><br/>優待内容:株主優待制度は無し<br/><br/>所有株式数     優待内容<br/>-         無し<br/><br/>配当金:中間配当45円、期末配当45円<br/><br/><br/><br/>■セブン&アイHD<3382>の株価分析<br/>セブン&アイHD<3382>の現在株価は、4,634円(2017年4月17日終値)となっています。<br/><br/><br/>▽日足で考えるセブン&アイHD<3382>の短期売買シナリオ<br/>日足チャートを見てみると、<br/>・2016年10月3日の高値4,902円<br/>・2017年1月13日の高値4,849円<br/>を結ぶラインが上値抵抗線として見ることが出来ます。<br/><br/>下値支持線としては、<br/>・2016年11月9日の安値4,148円<br/>・2017年3月9日の安値4,306円<br/>を結ぶラインが機能しています。<br/><br/>三角持ち合い状態を維持しておりチャート的には売買の判断がしやすい株と言えます。<br/><br/>短期目線でのトレードを考える場合には、下値支持線まで下がった所からの反発上昇を狙うトレード、もしくは、日足の終値ベースで上値抵抗線をブレイクしてきたタイミングが良いかと思います。<br/><br/>短期売買エントリーポイント:下値支持線まで下がった所からの反発上昇を狙うトレード、もしくは、日足の終値ベースで上値抵抗線をブレイクしてきたタイミング<br/><br/><br/>▽週足で考えるセブン&アイHD<3382>の中長期売買シナリオ<br/>週足チャートを見てみると、<br/>・2015年8月3日の週の高値5,998円<br/>・2015年11月16日の週の高値5,868円<br/>を結んだラインが上値抵抗線として存在しています。<br/><br/>下値支持線としては、<br/>・2014年10月14日の週の安値3,794円<br/>・2016年7月4日の週の安値4,015円<br/>が機能。直近ではその下値もジリジリと切り上げる展開が続いています。<br/><br/>中長期的な目線で見ると下値支持線まで株価が下がってきた所で仕込みたいところですが、<br/>・2015年11月24日週の高値5,855円<br/>・2017年4月10日週の高値4,666円<br/>を結んだ第二上値抵抗線を超えてこようとする動きが強まっており、この抵抗線を週足終値で突破してきた段階での、上値抵抗線ブレイク投資も一考。<br/><br/>中長期売買エントリーポイント:長期下値支持線が存在する4,300円台、第二上値抵抗線をブレイクしてきたタイミング<br/><br/><br/><br/>■セブン&アイHD<3382>のネットネット指数<br/>割安な銘柄を探し出す指数として使わるれこともあるネットネット指数。<br/><br/>セブン&アイHD<3382>のネットネット指数は、<br/>-3.19(2017年4月17日終値で計算)<br/>となっています。<br/><br/><br/><br/>当ブログでは、個人的に注目しているテーマ関連株の深掘り、個別銘柄の考察、世界経済の今後の流れ、投資全般に役立つ情報を定期的に発信しています。チャート画像付きでの解説などもありますので、ブログも併せてお読み頂けますとより深くご理解頂けるかもしれません。<br/><br/>「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思います。<br/><br/><br/>----<br/><br/>執筆者名:元・社長<br/>ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏<br/>

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