11時05分現在の日経平均株価は19009.90円(前日比134.02円高)で推移している。24日の欧米市場は仏大統領選挙の第1回投票結果を受けて全面高となり、NYダウは216ドル高となった。一方で、米経済指標の悪化を受けて円相場は上昇し、朝鮮人民軍創建85周年を迎える北朝鮮情勢への警戒感もあって、本日の日経平均は3円安からスタートした。寄り付き後は欧米株高を支えに強含みの展開となり、これまで北朝鮮について目立った動きが伝わっていないことも安心感につながり、節目の19000円台を回復している。<br/><br/>個別では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、東芝<6502>などが堅調。前日逆行安だったコマツ<6301>やSUMCO<3436>は4%超高と急反発している。運賃値上げの方針が報じられたヤマトHD<9064>も5%近い上昇。また、伯東<7433>、安永<7271>、新日無<6911>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、ソニー<6758>、キーエンス<6861>、SUBARU<7270>などがさえない。業績観測が報じられたNTTドコモ<9437>が2%下落し、KDDI<9433>やNTT<9432>といった通信大手も軟調。業績修正を発表したLIXIL G<5938>は市場予想に届かず4%超下げている。また、イーブック<3658>、石川製<6208>、池上通<6771>などが東証1部下落率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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