【大幅反発、週明け中小型株に資金流入】17日(月)<br/><br/>■概況■991.72、+20.50<br/>17日(月)のマザーズ市場では、週末の北朝鮮・故金日成主席生誕105周年記念日などを通過し、個人投資家の資金が中小型株に向かった流れから堅調な展開となった。日経平均が薄商いとはいえ小幅反発したことも支援材料となった。12-2月期決算などが物色の手掛かりとなったほか、下げ過ぎ感の意識された銘柄にも買いが入った。<br/><br/>なお、マザーズ指数は大幅反発、売買代金は概算で1065.39億円。騰落数は、値上がり200銘柄、値下がり31銘柄、変わらず5銘柄となった。マザーズ指数は前週末14日の下落分を埋める形となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>サイバーS<3810>、メタップス<6172>、SOSEI<4565>、ファイズ<9325>、ミクシィ<2121>など売買代金上位は全般上昇。売買代金トップのソレイジア<4597>やTKP<3479>、力の源HD<3561>、うるる<3979>といった直近IPO銘柄は10%を超える大幅高となった。また、通期決算を発表したベイカレント<6532>や、主力ゲームの米国での好調が材料視されたアカツキ<3932>はストップ高まで買われた。<br/><br/>一方、売買代金上位ではGunosy<6047>やGNI<2160>が逆行安。Gunosyは大幅増益決算ながら目先の材料出尽くし感から大きく売られ、マザーズ下落率トップとなった。上場後初の決算発表を行ったU&C<3557>も下げが目立った。<br/><br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【続伸、投資家心理の改善で買い継続】18日(火)<br/><br/>■概況■1002.96、+11.24<br/>18日(火)のマザーズ市場では、米株高や円高一服を受けて個人投資家のマインドが改善し、前日からの買いが継続した。マザーズ指数は節目の1000ptを回復してスタートすると、利益確定売りに押される場面もあったが、日経平均に比べ堅調に推移した。材料株や直近IPO銘柄、下げ過ぎ感のある銘柄が循環的に買われた。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で1129.98億円。騰落数は、値上がり191銘柄、値下がり35銘柄、変わらず10銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>マザーズ売買代金トップのソレイジア<4597>や、アカツキ<3932>、Gunosy<6047>、TKP<3479>、DDS<3782>などが上昇。物流関連の直近IPO銘柄で思惑買いを集めたファイズ<9325>、リリースの観測されたイントラスト<7191>、このところ調整していたグレイス<6541>やグローバルW<3936>は10%超の大幅高。また、自社株買いやゲーム運営権取得を発表したメディア<3815>はストップ高比例配分となった。<br/><br/>一方、メドレック<4586>、GNI<2160>、メタップス<6172>などが下落し、SOSEI<4565>は小幅に下げた。また、サイバーS<3810>が急反落し、マザーズ下落率トップとなった。なお、本日マザーズ市場へ新規上場した旅工房<6548>は買い気配のまま初値が付かなかった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【3日続伸、個別では値動きの荒さも】19日(水)<br/><br/>■概況■1009.54、+6.58<br/>19日(水)のマザーズ市場は、日経平均がプラスへ切り返すのに連れ、朝方に買いが強まる場面があった。しかし、上値では利益確定の動きもあり、マザーズはやや伸び悩む展開となった。個別株では値動きの荒さが目立ち、短期の値幅取り狙いの物色が中心だったことが窺える。材料株や出遅れ株が物色され、矛先は次々と入れ替わった。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1363.43億円。騰落数は、値上がり144銘柄、値下がり86銘柄、変わらず7銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>マザーズ売買代金トップのソレイジア<4597>がストップ高まで買われた。本日より信用規制が実施されたTrends<6069>は人気継続で16%超高となり、Aiming<3911>やリネットジャパン<3556>も10%を超える上昇となった。その他では、アカツキ<3932>、ファイズ<9325>、SOSEI<4565>、ミクシィ<2121>、アスカネット<2438>などが上昇した。ファイズはEC大手アマゾンに関する一部報道を受けて上げが目立った。一方、サイバーS<3810>が後場急速に値を崩し、小幅安で取引を終えた。アライドアーキ<6081>、Gunosy<6047>、マイネット<3928>も軟調。また、GNI<2160>は米社買収を発表して買いが先行したものの、その後利益確定売りに押されて10%を超える下落となった。 なお、旅工房<6548>は上場2日目の本日、公開価格の約2.7倍となる高い初値を付け、その後も買いを集めた。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【4日続伸、直近IPO銘柄などに物色継続】20日(木)<br/><br/>■概況■1016.21、+6.67<br/>20日(木)のマザーズ市場は、直近IPO銘柄を中心に中小型株物色の流れが継続した。一方でこのところの上昇に対する利益確定の動きもあり、マザーズ指数は前場にマイナスへ転じる場面があった。なお、マザーズ指数は4日続伸、売買代金は概算で1608.07億円。騰落数は、値上がり116銘柄、値下がり115銘柄、変わらず7銘柄となった。マザーズ指数は5日線と25日線に挟まれた水準でややこう着感を強めている。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>マザーズ売買代金トップのソレイジア<4597>のほか、ドリコム<3793>、エルテス<3967>、ITBOOK<3742>や、直近IPO銘柄のオロ<3983>などが10%を超える大幅高となった。オロは主力製品の販売拡大が見直しにつながった。乃村工藝社<9716>との提携に関する最終契約締結の見通しを発表したシンプロメンテ<6086>も18%高。また、ユーザーローカル<3984>、旅工房<6548>、テモナ<3985>といった直近IPO銘柄や、臨床試験の再開を発表したナノキャリア<4571>はストップ高まで買われた。その他、GNI<2160>、サイバーS<3810>、SOSEI<4565>などが上昇した。一方、アカツキ<3932>、ファイズ<9325>、ミクシィ<2121>、TKP<3479>、ビーグリー<3981>などがさえない。また、前日強い値動きを見せたTrends<6069>が本日は急反落し、マザーズ下落率トップとなった。<br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【反落、フランス大統領選を控えた週末を迎えて手仕舞い売りが優勢に】21日(金)<br/><br/>■概況■1008.64、-7.57<br/>21日(金)のマザーズ市場は、外部環境の改善に伴って買い先行でスタートしたものの、買い一巡後は週末要因もあって手仕舞い売りに押される格好となった。23日にはフランス大統領選挙を控えており、個人投資家ではポジション整理の利益確定売りを先行させたとみられる。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1457.24億円。騰落数は、値上がり105銘柄、値下がり125銘柄、変わらず7銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>GNI<2160>が過熱警戒感から利食い売りが優勢となる。メドレック<4586>も本日からの信用規制実施が重しとなり大幅安。売買代金トップのソレイジア<4597>は前日急伸の反動安となる。ドリコム<3793>、エルテス<3967>、ユーザーローカル<3984>、ITBOOK<3742>、オロ<3983>なども同様に短期資金の利食い売りに押された。ミクシィ<2121>、トレンダーズ<6069>、イグニス<3689>なども軟調。一方、UMNファーマ<4585>が急伸、一部メディア記事を受けて思惑が広がる形になった。旅工房<6548>、テモナ<3985>などの直近IPO銘柄も大幅高となる。DDS<3782>は生体認証システム構築支援パッケージを5月より提供と伝わったことが材料視される。モバイルファクトリー<3912>、レノバ<9519>、アカツキ<3932>なども強い動きとなる。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/><br/>

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