日経平均は4日ぶり小幅反落。19日の米国市場でNYダウはIBMの決算や原油安を嫌気して118ドル安となり、為替相場も朝方は円高推移していたが、本日の日経平均は14円高からスタートした。国内年金によるアクティブ買いが観測され、前場には一時<br/>18523.40円(前日比91.20円高)まで上昇する場面があった。ただ、23日に予定されるフランス大統領選挙の第1回投票を前に引き続き外部環境の不透明感が意識されたほか、日本郵政<6178>の急落も投資家心理の悪化につながり、引けにかけて弱含んだ。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比1.71円安の18430.49円となった。東証1部の売買高は18億<br/>4106万株、売買代金は2兆1592億円だった。業種別では、石油・石炭製品、電気・ガス業、鉱業が下落率上位だった。一方、銀行業、ゴム製品、輸送用機器が上昇率上位だった。<br/><br/>個別では、任天堂<7974>が5日ぶりに反落し、ファナック<6954>、JT<2914>、KDDI<9433>もさえない。日本郵政は後場に一時5%安まで急落。豪物流会社の減損処理を検討との報道が伝わった。コマツ<6301>やJXTGHD<5020>は2%超、スタートトゥ<3092>は3%超の下落。また、JAC<2124>、日機装<6376>、ベクトル<br/><6058>などが東証1部下落率上位となった。一方、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、ソニー<6758>などが堅調。東芝<br/><6502>は半導体メモリー事業売却を巡る一部報道で5%高となり、業績観測が報じられたキヤノン<7751>は2%超上昇した。また、ゲーム株として人気が続くenish<3667>がストップ高まで買われたほか、前期業績を上方修正したNOK<7240>も東証1部上昇率上位に顔を出した。<br/>

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