11時00分現在の日経平均株価は18518.94円(前日比86.74円高)で推移している。19日の米国市場では、原油価格の下落やIT大手IBMの低調な決算が嫌気され、NYダウは118ドル安となった。為替相場も朝方は1ドル=108.80-90円近辺と引き続き円高で推移していたが、本日の日経平均は14円高からスタートするとやや強含みの展開となっている。市場関係者からは外部環境の不透明感が重しとの見方も聞かれるが、前日に続き国内年金によるアクティブ買いが観測されているようだ。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が買われ、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>などその他売買代金上位も全般堅調。任天堂<7974>は小高い。東芝<6502>が5%となっているほか、業績観測が報じられたキヤノン<7751>も3%超高と上げが目立つ。また、ゲーム株として人気が続くenish<3667>や、前期業績を上方修正したNOK<7240>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、スタートトゥ<3092>やコマツ<6301>が軟調で、ファナック<6954>も小幅に下落している。また、JAC<2124>、イフジ産業<2924>、日機装<6376>などが東証1部下落率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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