東京市場はもみ合いか。欧米株はまちまち。イベント待ちで方向感には欠けるなか、原油安はやや相場の重石となった。米国ではIBMが決算を受けて大幅安となり、ダウ平均が連日で3桁の下落となった一方、NASDAQ総合は上昇した。ドル円は109円台を回復する場面もあったが押し戻され、足元では108円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて20円安の18390円、ドル建ては25円高の18435円で取引を終えた。寄り前の3月貿易統計が為替の動意材料になるかが注目されるが、新たな手がかりには乏しく、動きづらい地合いが想定される。米国で決算銘柄の動きがパッとしないこともあり、国内でも3月決算企業の業績を見極めたいとの見方も強まりそう。きょうは安川電機などが決算発表を予定している。様子見姿勢が強まり、日経平均は前日終値近辺での小動きを予想する。予想レンジは18350円−18480円。