【続伸、全般に上値の重さも】10日(月)<br/><br/>■概況■1030.39、+4.59<br/>10日(月)のマザーズ市場では、為替の円安や日経平均の続伸スタートを背景に買いが先行した。比較的需給の良好な一部銘柄では上値追いの動きが続いたものの、外部環境の不透明感から全般に売買はやや低調で、上値の重い展開だった。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で952.11億円。騰落数は、値上がり124銘柄、値下がり101銘柄、変わらず12銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>マザーズ売買代金トップのソレイジア<4597>、同2位のファイズ<9325>が連日の大幅高となった。ソレイジアはバイオ関連、ファイズはEC(電子商取引)物流関連の直近IPO銘柄として人気が続いた。ユーザベース<3966>やCANBAS<4575>も10%超の上昇。業績予想を上方修正したサイバーS<3810>がストップ高比例配分となり、メドレック<4586>も前週末に続きストップ高比例配分。その他、ミクシィ<2121>、ティーケーピー<3479>、アライドアーキ<6081>などが上昇し、アスカネット<2438>やサイバーダイン<7779>は小幅高となった。一方、前週上場したテモナ<3985>や、GNI<2160>、アカツキ<3932>、ドリコム<3793>、ユーザーローカル<3984>などが下落。SOSEI<4565>も小幅に下げた。また、DDS<3782>やレノバ<9519>がマザーズ下落率上位となった。レノバは第3四半期決算を発表し、材料出尽くし感などから売られた。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【3日ぶり反落、地合い睨みの様相強まる】11日(火)<br/><br/>■概況■1013.74、-16.65<br/>11日(火)のマザーズ市場では、日経平均の反落に連れて売り優勢の展開となった。地政学リスクへの警戒感が個人投資家にも広がっており、相場全体の地合い睨みの様相が強まっている。また、値動きの軽い材料株の一角には物色が向かったものの、全体としては手控えムードが広がっている。なお、マザーズ指数は3日ぶり反落、売買代金は概算で912.27億円。騰落数は、値上がり43銘柄、値下がり189銘柄、変わらず5銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>ミクシィ<2121>、ファイズ<9325>、SOSEI<4565>、DDS<3782>、アライドアーキ<6081>などが下落。mbs<1401>やロコンド<3558>は決算発表を受けて大きく売られ、直近IPO銘柄のユーザーローカル<3984>やテモナ<3985>も下げが目立った。<br/><br/>一方、マザーズ売買代金トップのソレイジア<4597>が大幅続伸。中国事業を加速すると一部専門紙で報じられた。株式分割を発表したグラン<3261>や著名個人投資家の大量保有報告書提出が材料視されたTrends<6069>がストップ高となり、主力ゲームのコラボ企画を発表したイグニス<3689>も大きく買われた。サイバーS<3810>やメドレック<4586>は連日のストップ高。その他、アスカネット<2438>、GNI<2160>、アカツキ<3932>、メタップス<6172>、ビーグリー<3981>などが上昇した。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【大幅続落、終値で2ヶ月ぶり1000pt割れ】12日(水)<br/><br/>■概況■978.76、-34.98<br/>12日(水)のマザーズ市場は、地政学リスクの高まりから相場全体にリスク回避ムードが広がったことを受けて、幅広い銘柄が大きく売られた。特にこのところ値動きのあった人気銘柄や直近IPO銘柄の下げが目立った。一部の材料株や防衛関連銘柄が買われたものの、物色は広がりを欠いた。なお、マザーズ指数は大幅続落、終値としては2月7日以来、約2ヶ月ぶりに節目の1000ptを割り込んだ。売買代金は概算で1102.06億円。騰落数は、値上がり12銘柄、値下がり223銘柄、変わらず1銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>マザーズ売買代金トップのソレイジア<4597>や、SOSEI<4565>、DDS<3782>、アスカネット<2438>、アカツキ<3932>など全般軟調で、GNI<2160>やミクシィ<2121>は小幅に下げた。従前に物流関連として人気化したファイズ<9325>のほか、TKP<3479>、WASHハウス<6537>、メドレック<4586>、ユーザーローカル<3984>など下落率が10%を超えた銘柄も多数あった。一方、業績上方修正が好感されているサイバーS<3810>や、著名投資家の大量保有報告書提出が材料視されているTrends<6069>は連日の大幅高。ALBERT<3906>は新サービスを発表して急伸した。また、JMC<5704>は防衛関連との見方からストップ高まで買われた。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【3日ぶり反発、一転して買い戻し優勢に】13日(木)<br/><br/>■概況■992.50、-13.74<br/>13日(木)のマザーズ市場は、円高進行と日経平均の続落スタートに連れてリスク回避の売りが先行した。ただ、さえない展開が続いていた主力株や足元きつい下げとなっていた従前の人気銘柄を中心に買い戻しが入り、マザーズ指数は戻りを試す展開となった。市場では「北朝鮮が『重要イベントがある』とする明日14日を前に、売り方のポジション手仕舞いの動き」との見方があった。なお、マザーズ指数は3日ぶり反発、売買代金は概算で965.70億円。騰落数は、値上がり155銘柄、値下がり74銘柄、変わらず8銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>SOSEI<4565>が5%近く上昇し、指数を押し上げた。マザーズ売買代金トップのサイバーS<3810>やメドレック<4586>がストップ高まで買われ、エーバランス<3856>や直近IPO銘柄のユーザーローカル<3984>は急反発した。<br/><br/>その他、ソレイジア<4597>、DDS<3782>、ファイズ<9325>、アスカネット<2438>、アカツキ<3932>などが上昇し、ミクシィ<2121>も小幅高となった。一方、業績予想を下方修正したSHIFT<3697>がストップ安となり、今期業績見通しが市場の期待に届かなかったエルテス<3967>やスタジオアタオ<3550>も大きく売られた。前日ストップ高のJMC<5704>は急反落。その他、GNI<2160>、TKP<3479>、Trends<6069>などが下落した。<br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【反落、週末要因からの手仕舞い売りが大引けにかけて優勢に】14日(金)<br/><br/>■概況■971.22、-21.28<br/>14日(金)のマザーズ市場では、外部環境の改善を映して押し目買いの動きが優勢となった。米国がシリアにミサイルを発射と伝わったことで、地政学リスクの台頭から前引けにかけては急速に値を崩し、一時はマザーズ指数が2月13日以来の節目1000ポイント割れとなる場面も見られた。ただ、市場の混乱はすぐに収まり、1000ポイント割れが下げ達成感にもつながる格好になったようだ。<br/><br/>なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で1168.13億円。騰落数は、値上がり150銘柄、値下がり76銘柄、変わらず9銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>直近IPO銘柄でもあるファイズ<9325>が大幅高。ヤマト運輸がアマゾンの日<br/>配送撤退との報道で思惑が高まったもよう。また、メドレック<4586>は痙性麻痺治療貼付剤のライセンス契約締結で急騰。サイバーダイン<7779>は国内証券の買い推奨が手掛かり材料視され、ミクシィ<2121>やSOSEI<4565>などの主力株もしっかり。ソレイジア<4597>、GNI<2160>、ティーケーピー<3479>などの売買代金上位銘柄も堅調。<br/><br/>一方、DDS<3782>は株式保有先である中国企業の買収案件が中止で売られる。シャノン<3976>、WASHハウス<6537>、アスカネット<2438>、ビーグリー<3981>、IIF<6545>などもさえない。<br/><br/>なお、前日に新規上場、初値持ち越しとなっていたテモナ<3985>は、公開価格の約3.2倍となる8050円で初値をつけた。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/><br/>

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