東芝<6502>:198.1円(-12円)<br/>大幅に4日続落。半導体メモリー事業の売却を巡り、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が応札を断念していたことがわかったと報じられた。TSMCの劉CEOは「メモリー事業は(技術の陳腐化が進みやすい)コモディティビジネスだ」と述べ、本業への注力方針を示したようだ。有力候補の一角とみられていたTSMCの応札断念を受けて、事業売却への不透明感が高まっている。<br/><br/><br/>石川製<6208>:1424円(-116円)<br/>一時急伸もマイナスに転じる。米軍がアフガニスタンにおいて、過激派組織「イスラム国」の施設に対して、大規模爆風爆弾(MOAB)による空爆を実施したと報じられている。非核爆弾の中で最強の破壊力を持つとされ、実戦使用は初のようだ。本日は地政学リスクが再燃し買い先行となるも、戻り待ちの売り圧力に押される展開に。<br/><br/><br/>ファーストリテ<9983>:35220円(+360円)<br/>反発。17年8月期の第2四半期の営業利益は前年同期比31.5%増の1306.57億円。コンセンサスでは1300億円強と見込まれており、想定内の着地で安心感が広がっているようだ。値引き抑制で粗利益率が2.1pt改善したことが寄与した。また、海外ユニクロ事業は、中国大陸及び東南アジアの増益幅が大きく、米国でも赤字幅が大幅縮小したことで、計画を上回る大幅な増益となった。<br/><br/><br/>SUMCO<3436>:1837円(+48円)<br/>反発。ドイツ証券は13日、目標株価を1800円から2600円に引き上げている(レーティング「BUY」継続)。300mmウエハの深刻な逼迫感を考慮すれば、今後2年間で同社マネジメントが増産を判断できる水準まで値上げが進むと見ているようだ。300mmウエハの単価上昇率を年間20%に引き上げたことで、18年12月期の営業利益予想を553億円から791億円に大幅に修正。18年12月期の業績を見据えれば、現状から50%以上の上昇余地があると指摘。これを引き続き好感する格好。<br/><br/><br/>シンプロメンテ<6086>:1823円(+43円)<br/>反発。17年2月期決算を発表している。営業利益は前期比22.4%増の2.58億円となり、おおむね従来予想(2.50億円)に沿って着地した。期末配当は従来予想の1株当たり30.00円から32.00円(前期は25.00円)に増額した。18年2月期の通期業績については、営業利益で同16.3%増の3.00億円との見通しを示している。期末配当は35.00円の予定。想定線ではあるものの堅調な業績推移や増配が好感されているようだ。<br/><br/><br/>MRT<6034>:1527円(+274円)<br/>大幅続伸。政府が情報通信技術(ICT)の活用で医療と介護の効率化を進めると一部メディアで報じられている。18年度に予定する診療報酬と介護報酬の同時改定で、事業者らへの優遇措置を盛り込むという。電子機器で遠隔からデータを集めるオンライン診療や、介護を支援する見守りセンサーの導入などを促進するようだ。この報道を受けて、遠隔診療・健康相談サービス「ポケットドクター」を手掛ける同社など関連銘柄に物色が向かっている。<br/><br/><br/>毎コムネット<8908>:1255円(+74円)<br/>一時1271円まで上昇し年初来高値更新。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は5月31日。株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る。なお、同時に発表した16年6月-17年2月期(第3四半期累計)決算は営業利益が前年同期比20.1%減の5.61億円で着地した。17年5月期の通期業績については、営業利益で前期比1.4%増の15.32億円とする従来予想を据え置いている。<br/><br/><br/>日本色材<4920>:725円(-137円)<br/>大幅反落。17年2月期決算を発表している。営業利益は前期比60.0%増の7.99億円となり、第3四半期決算発表時に上方修正した予想(8.34億円)をやや下回って着地した。期末配当は従来予想の1株当たり5.00円から特別配当5.00円を含む15.00円(前期は5.00円)に増額した。18年2月期の通期業績については、営業利益で同15.7%減の6.74億円との見通しを示しており、前期の下振れとともにネガティブ視されているようだ。<br/><br/><br/>

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