11時00分現在の日経平均株価は18378.91円(前日比47.93円安)で推移している。オプションSQ(特別清算指数)に絡んだ売買で日経平均は105円高からスタートした。ただ、米軍がアフガニスタンで過去最大級の大型爆弾を使用したと伝わったほか、明日15日には北朝鮮金日成国家主席の生誕105周年が控えており、引き続き地政学リスクの高まりが相場の重しとなっている。日経平均は寄り付きを高値にマイナスへと転じ、マイナス圏でのもみ合いが続いている。円相場は1ドル=109.10円台で推移している。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、KDDI<9433>、みずほ<8411>、三井住友などがさえない。ソフトバンクG<9984>や東エレク<8035>は小幅に下落。東芝<6502>は6%安と下げが目立つ。半導体メモリー事業の売却を巡り、台湾積体電路製造(TSMC)が応札を断念していたと報じられている。また、決算がネガティブ視されたTSI HD<3608>のほか、石川製<6208>やEギャランティ<8771>などが東証1部下落率上位となっている。一方、第2四半期決算を発表したファーストリテ<9983>や、トヨタ自<7203>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、信越化<4063>などがしっかり。新規買い推奨が観測された任天堂<7974>に加え、SUMCO<3436>も3%高と上げが目立つ。また、丸栄<8245>、VOYAGE<3688>、キリン堂HD<3194>などが東証1部上昇率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

<HK>