11時00分現在の日経平均株価は18337.89円(前日比214.72円安)で推移している。シリア情勢を巡る米ロ協議でやや緊張緩和が期待された一方、両国の隔たりはなお大きいとの見方もある。また、北朝鮮が「木曜日に重要イベント」などと伝えたこともあり、引き続き地政学リスクの高まりが意識されている。これに加え、トランプ米大統領が「ドルは過剰に強い」などと発言し、円相場が1ドル=108円台まで上昇。本日の日経平均は160円安からスタートすると、一時18304.72円(同247.89円安)まで下落する場面があった。<br/><br/>個別では、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>など売買代金上位は全般軟調。東芝<6502>やソフトバンクG<9984>、防衛関連として人気だった石川製<6208>などは3%安。ローソン<2651>やイオン<8267>は決算を受けて大きく売られている。また、インターアク<7725>、CSP<9740>、日無線<6751>などが東証1部下落率上位となっている。一方、売買代金上位では良品計画<7453>が逆行高。決算を受けて安心感から買われているようだ。新作ゲームが材料視されたグリー<3632>、一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたニプロ<8086>、決算が評価されたコメダHD<3543>は上げが目立つ。また、やはり前日に決算発表したサイゼリヤ<7581>や、北の達人<2930>、マニー<7730>などが東証1部上昇率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

<HK>