11時00分現在の日経平均株価は18813.04円(前週末比148.41円高)で推移している。7日の米国市場でNYダウは小幅安となったが、米3月失業率の低下やダドリーNY連銀総裁がバランスシート縮小に言及したことを受けて、円相場が1ドル=111円台前半まで下落。警戒されていた米中首脳会談を通過したこともあり、週明けの日経平均は135円高からスタートした。引き続き中東や東アジアにおける地政学リスクの高まりが重しになるとの見方が多いものの、ここまでの日経平均はおおむね3ケタの上昇で堅調に推移している。<br/><br/>個別では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>など売買代金上位は全般しっかり。SUBARU<7270>、セブン銀行<8410>、IHI<7013>、マツダ<7261>などは3%前後の上昇。東芝<6502>は日本企業連合による同社半導体事業への出資計画が報じられ7%を超える上昇で推移している。また、米社との創薬共同研究開発契約の締結を発表したPD<4587>がストップ高まで買われ、エスクローAJ<6093>や大有機化<4187>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、村田製<6981>、7&iHD<3382>、ファナック<6954>などがさえない。業績予想を下方修正した島忠<8184>は4%安。また、通期決算を発表した久光薬<4530>が9%安となっており、Fブラザーズ<3454>やデザインワン<6048>などとともに東証1部下落率上位に顔を出している。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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