<br/>【反落、利益確定売りかさむ】3日(月)<br/><br/>■概況■1063.28、-7.61<br/>3日(月)のマザーズ市場では、日経平均が自律反発の流れとなったのに対し、前週後半の上昇を受けた利益確定売りが優勢となった。マザーズ指数は買いが先行したものの、朝方にはマイナスに転じ下げ幅を広げた。引き続き個人投資家の関心は中小型株に向かっている印象だが、相場全体の地合いがやや弱いため、買い一方向には傾きにくいようだ。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1238.86億円。騰落数は、値上がり75銘柄、値下がり155銘柄、変わらず7銘柄となった。ただ、マザーズ指数は25日線をやや上回って本日の取引を終えている。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>直近IPO銘柄のユーザーローカル<3984>が後場急速に値を崩したほか、SOSEI<4565>、うるる<3979>、DDS<3782>、アスカネット<2438>、ビーグリー<3981>などが下落。また、UMN<4585>が債務超過による上場廃止に係る猶予期間入りでストップ安となり、MRT<6034>、エーバランス<3856>、トライSTG<2178>は10%超の下落となった。一方、直近IPO銘柄のソレイジア<4597>がマザーズ売買代金トップでストップ高となった。夢展望<3185>は親会社であるRIZAP−G<2928>との覚書締結を受けて連日のストップ高比例配分。その他、ファイズ<9325>、GNI<2160>、TKP<3479>、ミクシィ<2121>、アカツキ<3932>などが上昇した。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【大幅続落、リスク回避ムードで売り広がる】4日(火)<br/><br/>■概況■1029.06、-34.22<br/>4日(火)のマザーズ市場では、マザーズ指数が大きく値を崩した。円高とともに日経平均が弱含みとなるなど、市場全体にリスク回避ムードが広がったことから、マザーズ市場でもこのところ値動きの目立っていた銘柄を中心に手仕舞い売りがかさんだ。一部では仕掛け的な売りも見られた。<br/><br/>なお、マザーズ指数は大幅続落、下落率は一時4%を超えた。売買代金は概算で1585.53億円。騰落数は、値上がり14銘柄、値下がり222銘柄、変わらず1銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>ティーケーピー<3479>、ビーグリー<3981>、ユーザーローカル<3984>といった直近IPO銘柄や、GNI<2160>、DDS<3782>などが下落。リリースを受けて買いが先行したSOSEI<4565>も小幅安で取引を終えた。また、パス<3840>、ビーロット<3452>、イード<6038>などが10%を超える下げとなった。<br/><br/>一方、EC物流関連の直近IPO銘柄として注目されるファイズ<9325>はストップ高。IIF<6545>やソレイジア<4597>といった一部の直近IPO銘柄も買いを集めた。夢展望<3185>は3日連続のストップ高比例配分。その他、新作ゲームを発表したアカツキ<3932>が上昇し、ミクシィ<2121>は小幅高となった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【反発、前日大幅安も戻り限定的】5日(水)<br/><br/>■概況■1036.00、+6.94<br/>5日(水)のマザーズ市場は、前日のマザーズ指数が3%超の大幅下落となっただけに、日経平均の反発に連れて買いが先行した。ただ、相場全体の不安定感が強まっていることから買いは広がらず、マザーズ指数の戻りは限定的となった。日中はマイナス圏で推移する場面も多かった。個別株でも値動きの荒さが目立った。なお、マザーズ指数は3日ぶり反発、売買代金は概算で1109.00億円。騰落数は、値上がり114銘柄、値下がり113銘柄、変わらず10銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>マザーズ売買代金トップのファイズ<9325>や、SOSEI<4565>、ユーザーローカル<3984>、DDS<3782>、サイバーダイン<7779>などが上昇。人気が続いている直近IPO銘柄のファイズは引けにかけて強含んだ。主力サービスがIT導入補助金の対象となったシャノン<3976>がストップ高となり、同じくオロ<3983>も11%高と大きく買われた。その他ではアスカネット<2438>やHMT<6090>が10%超の上昇となり、本日制限値幅が拡大された夢展望<3185>も22%超高と大幅続伸した。一方、ソレイジア<4597>、TKP<3479>、WASHハウス<6537>などが軟調で、ミクシィ<2121>やアカツキ<3932>も小幅に下げた。このところ人気だった介護関連銘柄が利益確定売り優勢となり、IIF<6545>は10%安と急反落した。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【大幅反落、ファイズなど人気銘柄が値を崩す】6日(木)<br/><br/>■概況■1011.63、-24.37<br/>6日(木)のマザーズ市場は、これまで人気の高かった銘柄を中心に大きく値を崩した。米中首脳会談などの重要イベントを前に、日経平均は地政学リスクの高まりが意識されたことなどから一時300円を超える下落となった。相場全体の地合いの悪さから、新興市場でもリスク回避の売りが広がった。一部の材料株に物色が向かったものの、積極的な買いは限定的だった。<br/><br/>なお、マザーズ指数は大幅反落、売買代金は概算で1119.12億円。騰落数は、値上がり14銘柄、値下がり222銘柄、変わらずなしとなった。マザーズ指数の下落率は一時3%を超え、節目の1000ptに迫る場面があった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>直近IPO銘柄のファイズ<9325>がマザーズ売買代金トップで12%安と急反落。これまでEC物流関連として人気だった。ソレイジア<4597>、アスカネット<2438>、GNI<2160>、シャノン<3976>、WASHハウス<6537>などその他売買代金上位も全般軟調。ミクシィ<2121>やDDS<3782>は小幅に下げた。また、ファイズのほか夢展望<3185>、リンクバル<6046>、グレイス<6541>が10%超の下落となった。<br/><br/>一方、SOSEI<4565>、ブランジスタ<6176>、JESHD<6544>、アイリッジ<3917>などが逆行高。SOSEIは英子会社のマイルストン受領、アイリッジは株式分割が材料視された。ブランジスタはゲームのアクセス集中による通信障害発生で、逆に期待感が高まったようだ。<br/><br/>なお、本日マザーズ市場へ新規上場したテモナ<3985>は買い気配のまま初値が付かなかった。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【一時1000ポイントの大台割れも、短期的な下げ達成感につながる】7日(金)<br/><br/>■概況■18664.63、+67.57<br/>7日(金)のマザーズ市場では、外部環境の改善を映して押し目買いの動きが優勢となった。米国がシリアにミサイルを発射と伝わったことで、地政学リスクの台頭から前引けにかけては急速に値を崩し、一時はマザーズ指数が2月13日以来の節目1000ポイント割れとなる場面も見られた。ただ、市場の混乱はすぐに収まり、1000ポイント割れが下げ達成感にもつながる格好になったようだ。<br/><br/>なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で1168.13億円。騰落数は、値上がり150銘柄、値下がり76銘柄、変わらず9銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>直近IPO銘柄でもあるファイズ<9325>が大幅高。ヤマト運輸がアマゾンの日<br/>配送撤退との報道で思惑が高まったもよう。また、メドレック<4586>は痙性麻痺治療貼付剤のライセンス契約締結で急騰。サイバーダイン<7779>は国内証券の買い推奨が手掛かり材料視され、ミクシィ<2121>やSOSEI<4565>などの主力株もしっかり。ソレイジア<4597>、GNI<2160>、ティーケーピー<3479>などの売買代金上位銘柄も堅調。<br/><br/>一方、DDS<3782>は株式保有先である中国企業の買収案件が中止で売られる。シャノン<3976>、WASHハウス<6537>、アスカネット<2438>、ビーグリー<3981>、IIF<6545>などもさえない。<br/><br/>なお、前日に新規上場、初値持ち越しとなっていたテモナ<3985>は、公開価格の約3.2倍となる8050円で初値をつけた。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/><br/>

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