ヤマトHD<9064>:2357円(+73円)<br/>大幅反発。ヤマト運輸は最大取引先のネット通販大手アマゾンの当日配送サービスから撤退する方針を固めたと報じられている。人手不足の中、従業員の負担が増しているため取引を見直すようだ。アマゾン側は、日本郵政<6178>傘下の日本郵便などへの委託量を増やすことで対応するもよう。運賃引き上げ要求なども行っており、採算性の向上に期待した買いが向かっている。<br/><br/><br/>鳥貴族<3193>:2407円( - 円)<br/>買い先行。前日の大引け後に3月の月次業績を発表している。全店売上高は前年同月比23.7%増、既存店売上高は同4.8%増となった。足元の既存店売上高は概ね堅調であったが、3月の伸び率が16年7月以来の高いものとなったことがインパクトを与えている。客数が前年同月比で5.9%増となったことが要因となったようだ。なお、3月末時点の店舗数は522店となっている(2月末は515店)。地合い悪化で上げ幅を縮めている。<br/><br/><br/>ふくおか<8354>:465円(+10円)<br/>8日ぶりに反発。クレディ・スイス証券は、レーティングを「UNDERPERFORM」から「NEUTRAL」、目標株価を480円から530円に引き上げている。熊本銀行及び親和銀行の両行に係るのれんの一括償却に伴う増益と資本効率改善を評価したようだ。一括償却により、18年3月期以降の当期利益に90億円が加算され、業績連動型の配当方針(配当テーブル)を採用している同社には、減配リスクの軽減に繋がるという面で評価材料と指摘。<br/><br/><br/>石川製<6208>:1310円(+173円)<br/>急伸。米MSNBCが「米軍がシリア国内の標的に巡航ミサイルを発射した」と最初に報じたようだ。これを受けて同社や細谷火工<4274>など防衛関連銘柄の一角に物色が向かっている。内戦下にあるシリアで発生した化学兵器(サリンとみられる)による攻撃で80人近くが死亡した事態を受けた対応措置とされている。化学兵器を使用した攻撃に関与したとみられるアサド政権の関連施設を攻撃したもよう。<br/><br/><br/>シーズメン<3083>:661円(+100円)<br/>ストップ高。ネクスグループ<6634>と資本業務提携契約を締結したと発表している。同社が保有する株式18万5400株を自己株式処分によりネクスグループが取得する。ネクスグループの持株比率は19.01%となる。ネクスグループの子会社で雑貨小売業であるチチカカの顧客分析のノウハウを活用した事業戦略の再定義や、グループシナジーによる業務改善などが提携内容として挙げられている。<br/><br/><br/>メドレック<4586>: - 円( - 円)<br/>ストップ高買い気配。インドの製薬会社Cipla Ltd.の米子会社Cipla USA Inc.と、痙性麻痺治療貼付剤MRX-4TZT(チザニジンテープ剤)に関する世界的な開発・販売ライセンス契約(東アジアを除く)を締結したと発表している。同社はCipla USAから契約一時金のほか開発及び販売の進捗に応じたマイルストン収入として最大3000万ドルを受領し、また上市後の売上高に応じて段階的なロイヤルティ収入を受け取る。<br/><br/><br/>ベクター<2656>:423円(+32円)<br/>一時ストップ高。B.MARKETINGと業務提携を結び、B.LEAGUE(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)公認スポーツゲーム「B.LEAGUEドリームアリーナ」のゲーム化権を取得したと発表している。バスケットボールを題材としたゲームに実績のあるテコテックとの共同企画にてアプリ開発を進めており、17年春の公開を予定しているという。<br/><br/><br/>ファイズ<9325>:7220円(+450円)<br/>一時ストップ高。ヤマトHD<9064>傘下のヤマト運輸が最大の取引先であるインターネット通販大手アマゾン・ドット・コムの当日配送サービスの受託から撤退する方針を固めたと一部メディアが報じており、同社など物流関連銘柄の一角に思惑買いが向かっているようだ。ファイズは、アマゾンなどEC(電子商取引)運営企業の物流センターの管理・こん包等から配送まで業務を請け負う事業を展開している。<br/><br/>

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