日経平均は3日ぶり反発。前週末31日の米国市場では、四半期末でのポジション調整の動きや利益確定の売りが上値を抑え、NYダウは65ドル安となった。円相場も米利上げペース加速観測の後退に伴い一時1ドル=111円台前半まで上昇したが、日経平均は前週末の下落を受けた自律反発の動きから78円高でスタートした。寄り付き後は手掛かり材料に乏しく、18900円台でこう着感の強い展開が続いた。ただ、後場中ごろを過ぎて一時19068.62円(前週末比159.36円高)まで上昇する場面があった。<br/><br/>大引けの日経平均は前週末比73.97円高の18983.23円となった。東証1部の売買高は20億1502万株、売買代金は2兆2691億円だった。業種別では、その他製品、食料品、水産、農林業が上昇率上位だった。一方、石油・石炭製品、非鉄金属、鉄鋼が下落率上位だった。<br/><br/>個別では、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>が小幅に上昇し、NTT<9432>、ファーストリテ<9983>はしっかり。東エレク<8035>や7&iHD<3382>は2%超、任天堂<7974>は3%超の上昇。また、北の達人<2930>、電子材料<6855>、いであ<9768>などが東証1部上昇率上位となった。一方、第3四半期決算発表が再延期される公算と報じられた東芝<6502>が5%超安と急反落。ソニー<br/><6758>や第一生命HD<8750>は2%超下落した。三菱UFJ<8306>、三井住友<br/><8316>、KDDI<9433>、みずほ<8411>もさえない。また、沢藤電<6901>、ブロドリーフ<3673>、ミルボン<4919>などが東証1部下落率上位となった。<br/>

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