【マイナス転換後は終日もみ合い、アイビー化粧品が上昇率トップ】27日(月)<br/><br/>■概況■3035.06、-5.92<br/>27日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20が揃って反落となった。値上がり数は245、値下がり数は389、変わらずは71。注目されていた米国のオバマケアの代替法案については、米議会下院の共和党指導部は24日、法案を取り下げた。これによりトランプ政権の政策課題実行能力に疑問符が付く結果となり、日経平均は売り先行スタート。一方、JASDAQ平均は買い先行で取引を開始するも、日経平均が下げ幅を広げるなかで、マイナス転換。その後は終日狭いレンジ内での値動きとなった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>アイビー化粧品<4918>がストップ高で上昇率トップ。17年3月期において上代金額200億超の受注を達成したと発表。創業40周年目で初の上代売上200億円となったこともあり、材料視された。ケアサービス<2425>は5日連続のストップ高。FCホールディングス<6542>は引き続き、高速道路における逆走対策技術の公募に同社傘下企業とアスカネット<2438>の共同提案が選定されたことを材料視。セルシード<7776>は、台湾の三顧股フン有限公司(MetaTech社)と細胞シート再生医療事業に関し、台湾での独占的事業提携契約を締結すると発表し急伸。アルトナー<2163>は高値を更新。ヒビノ<2469>は、いちよし証券がレーティングを「A(買い)」、目標株価6400円で新規カバレッジを開始したことから関心が向かった。その他、元旦ビューティ工業<5935>、チエル<3933>、MURO<7264>などが上昇率上位にランクイン。<br/><br/>一方、下落率トップは前週末比10%安のブロッコリー<2706>。KLab<3656>が3月25日に説明会「KLabGames NEXT VISION」を開催。共同開発する「うたの☆プリンスさまっ♪Shining Live」の進展に期待する向きもあったもようで、失望売りとの見方も。アエリア<3758>は、子会社の女性向けレーベルhoneybee blackのゲーム「DYNAMIC CHORD」が、TVアニメ放送されることが決定したと発表するも影響は限定的となった。フジタコーポ<3370>は前週末の上昇に対する利食い優勢。その他、大谷工業<5939>、CAP<3965>、NEWART<7638>、共同ピーアール<2436>などが下落率上位にランクイン。<br/><br/>JASDAQ-TOP20では、セリア<2782>が先週に続き買われたほか、夢真HD<2362>の下げが目立った。その他、デジタルガレージ<4819>、ユビキタス<3858>、田中化研<4080>などが軟調。<br/><br/><br/><br/>--------------------------------------<br/><br/><br/>【反発、本日IPOのNo.1とズームは好調な初値形成】28日(火)<br/><br/>■概況■3041.48、+6.42<br/>28日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20が揃って反発となった。値上がり数は356、値下がり数は266、変わらずは83。日経平均とJASDAQ平均は揃って買い先行スタート。本日は17年3月期決算の権利付最終売買日であり、配当や株主優待狙いの資金が向かった他、為替も円高一服となっていたこともあり前日の大幅下落に対する自律反発の流れ。なお、寄り付き後は終日狭いレンジ内での値動きとなった。 個別では、アイビー化粧品<4918>が一時ストップ高で上昇率トップ。創業40周年目で初の上代売上200億円となったことを引き続きはやす。FCホールディングス<6542>も引き続き、高速道路における逆走対策技術の公募に同社傘下企業とアスカネット<2438>の共同提案が選定されたことを材料視。ANAP<3189>は、急伸し25日線を一気に突破してきている。寺崎電気産業<6637>は、同社子会社で電気制御装置製造のテラテックと久留米工業大学が、重油と水の混合燃料を生成する装置を開発したと一部メディアで報じられたことから関心が向かった。アエリア<3758>は前日大きく売られるも、一転して物色が向かう流れに。オーテック<1736>は、17年3月期の期末配当予想を従来の1株当たり30.00円から48.00円に増額したことが好感された。その他、アイケイ<2722>、システム情報<3677>、ダイケン<5900>などが上昇率上位にランクイン。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>下落率トップは前日比9%安の元旦ビューティ工業<5935>。前日の上昇に対する利益確定の流れ。セルシード<7776>は、台湾MetaTech社と細胞シート再生医療事業で提携したことを材料に前日買われたが、本日は利食い売りが優勢に。OSGコーポ<6757>は、25日線を割り込んできている。その他、CAP<3965>、安江工務店<1439>、ウイルプラス<3538>、アイル<3854>などが下落率上位にランクイン。<br/><br/>JASDAQ-TOP20では、デジタルガレージ<4819>の上げ目立つ。その他、クルーズ<2138>、、ベクター<2656>、ウエストHD<1407>、夢真HD<2362>、ユビキタス<3858>、田中化研<4080>、インフォコム<4348>、メイコー<6787>、フェローテック<6890>など堅調な銘柄が多かった。<br/><br/>なお、本日新規上場したズーム<6694>の初値は公開価格を49.9%上回る2278円で、初値形成時の出来高は38万2200株だった。また、No.1<3562>の初値は公開価格の約2.2倍となる3460円で、初値形成時の出来高は43万6000株。どちらも好調な初値形成となった。<br/><br/><br/>--------------------------------------<br/><br/><br/>【小幅反落、No.1がストップ高で上昇率トップ】29日(水)<br/><br/>■概況■<br/>29日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が小幅に反落、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20が揃って続伸となった。値上がり数は353、値下がり数は288、変わらずは47。本日は3月期末の権利落ち日であり、日経平均の配当落ち分は約135円と試算されていた。米株高や為替が円安方向に振れていたこともあり、配当落ち分を埋める格好で日経平均は小幅続伸で取引を開始。一方、JASDAQ平均は売り先行スタート。その後は寄り付き直後を安値に、終日下げ幅を縮める展開。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>No.1<3562>がストップ高で上昇率トップ。前日に好調な初値形成を見せたが、情報セキュリティ関連の直近IPO銘柄として本日も関心継続。アズジェント<4288>は、これまで非開示としていた17年3月期業績予想を公表。営業損益が3.40億円の黒字(前期は2.60億円の赤字)に転じる見通しが好感された。ハピネス&D<3174>は、17年8月期の第2四半期決算を発表。営業利益が前年同期比72.7%増で着地し、関心を集めた。アルトナー<2163>は、政府の「働き方改革」実行計画を受けて人材関連銘柄の一角に物色が向かった流れ。ジオネクスト<3777>は第23期定時株主総会の議案であった「発行可能株式総数の増加」を撤回したことを材料視。その他、ユニバーサル園芸社<6061>、グラファイトデザイン<7847>、AKIBA<6840>などが上昇率上位にランクイン。<br/><br/>一方、下落率トップは前日比9%安の鴨川グランドホテル<9695>。株主優待の権利落ちの影響。ケアサービス<2425>は、中国事業への期待から直近で急伸していたが物色一巡感から、利食い売りの流れに。その他、朝日工業<5456>、サンメッセ<7883>、ホリイフードサービス<3077>、創健社<7413>などが下落率上位にランクイン。<br/><br/>JASDAQ-TOP20では、セプテーニ<4293>、メイコー<6787>の上げ目立つ。その他、セリア<2782>、ウエストHD<1407>、ユビキタス<3858>、田中化研<4080>、フェローテック<6890>などが堅調。<br/><br/><br/>--------------------------------------<br/><br/><br/>【続落、前日に上昇率トップのNo.1には利食い売り】30日(木)<br/><br/>■概況■3036.23、-3.55<br/>30日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が続落、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20が揃って反落となった。値上がり数は231、値下がり数は364、変わらずは89。29日の米国では、トランプ政権による税制改革などの行方を見極めようとする動きが継続。米株安などを背景に日経平均は売り先行。一方、JASDAQ平均は買い先行でスタート。前場に一時上げ幅を縮めるも下げ渋り、再び上げ幅を広げる流れに。しかし、後場に日経平均が一段安となった流れでJASDAQ平均もマイナスに転じると、そのまま取引を終えている。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>KTK<3035>がストップ高で上昇率トップ。17年8月期利益予想の上方修正と期末配当予想の増額が好感された。ぱど<4833>もRIZAP−G<2928>と広告出稿業務委託契約を締結したと発表したことが材料視され、ストップ高に。遠州トラック<9057>は足元で調整を見せていたが、本日は一時前日比300円高の1359円まで買われる場面も。アイビー化粧品<4918>は引き続き好業績をはやす。ソレキア<9867>は、富士通<6702>が同社株式に対するTOB価格を従来の3500円から4000円に変更すると発表している。共同PR<2436>は、ソーシャルメディア上で記者発表会の様子をライブ配信するサービス「ソーシャル ライブ記者発表会」を提供開始すると発表し関心が向かった。タツモ<6266>は、17年12月期の通期予想の上方修正を好感。その他、アルファ<4760>、ウイルプラス<3538>、エムケー精工<5906>などが上昇率上位にランクイン。<br/><br/><br/>--------------------------------------<br/><br/><br/>【下げ渋る、ロングライフHDを中心に介護関連に物色も】31日(金)<br/><br/>■概況■3045.84、+9.61<br/>31日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が反発、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20が揃って続落となった。値上がり数は287、値下がり数は314、変わらずは84。30日の米国市場は、堅調な10-12月期GDPなどを受けて米景気への楽観的な見方が広がり、NYダウは反発。また為替が円安方向に振れていたこともあり日経平均とJASDAQ平均は買い先行で取引を開始。JASDAQ平均はその後も堅調な推移となったが、日経平均が崩れ始めたことで上げ幅を縮小した。なお、日経平均はそのままマイナスに転じたものの、JASDAQ平均は下げ渋りプラス圏で取引を終えている。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>ロングライフHD<4355>がストップ高で上昇率トップ。合弁会社である山東新華錦長生養老運営有限公司が、中国・青島市政府による訪問介護事業を受託ししたと発表し期待感が高まった。また、ロングライフHDの急騰を受けてケアサービス<2425>やシダー<2435>も買われる。オールアバウト<2454>は日本テレビ放送網と資本業務提携するとの発表を材料視。初穂商事<7425>は関西のエクステリア専門商社のアイシンと資本業務提携を行うと発表し、関心が向かった。夢テクノロジー<2458>は1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表。その他、ミズホメディー<4595>、不二精機<6400>、シイエム・シイ<2185>などが上昇率上位にランクイン。<br/><br/>一方、下落率トップは前日比13%安のブロッコリー<2706>。期待材料の「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の先行試遊会が5月3~5日の3日間で開催されるとのリリースにより、4月のアプリリリース期待が剥落したことが背景のようだ。KTK<3035>は前日の上昇に対する利食い売りが優勢に。その他、フォーサイド<2330>、RPJ<3350>、アルファ<4760>、アイビー化粧品<4918>などが下落率上位にランクイン。<br/><br/>JASDAQ-TOP20では、クルーズ<2138>、田中化研<4080>の上げ目立つ。セリア<2782>はみずほ証券がレーティング「買い」で新規カバレッジを開始したことが材料視されるも、大引けにかけて上げ幅を縮める。その他、ウエストHD<1407>、メイコー<6787>などが堅調だった。フェローテック<6890>、エン・ジャパン<4849>などが軟調。<br/><br/><br/>--------------------------------------<br/><br/><br/>

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