11時00分現在の日経平均株価は19170.10円(前日比47.38円安)で推移している。29日の米国市場では、トランプ政権による政策実行への不透明感が上値を抑え、NYダウは42ドル安となった。円相場は引き続き1ドル=111円台前半を中心に推移しているが、本日の日経平均は米株安の流れを受けて66円安からスタートした。寄り付き後は前日終値水準まで戻す場面も見られたが、手掛かり材料に乏しく小幅安水準でのもみ合いが続いている。ここまでの上下の値幅は約72円となっている。<br/><br/>個別では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、日産自<7201>、三井住友<8316>などがさえない。また、連日のストップ高となっていた沢藤電<6901>は商いを伴って急反落しており、JCU<4975>や日精線<5659>などとともに東証1部下落率上位となっている。一方、今期は1兆円程度の最終赤字見通しと伝わった東芝<6502>が4%高で推移しており、一部証券会社の投資評価引き上げが観測された武田薬<4502>も3%高と上げが目立つ。その他では、ソニー<6758>やファナック<6954>がしっかり。SUMCO<3436>やVテク<7717>は2%超上昇している。また、北の達人<2930>、東陽倉庫<9306>、UACJ<5741>などが東証1部上昇率上位となっている。なお、本日再上場したスシローGHD<3563>は初値をやや上回る水準で推移している。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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