東芝<6502>:197.5円(-17.4円)<br/>急落。14日に予定していた決算発表が再延期される見通しになった。内部統制不備の問題を巡り監査法人から決算書類への承認を得られていないもよう。会社側は1ヶ月程度の延長を想定しているようで、関係者によると財務局側は再延長を認める方針とされている。しかし、期間については難色との報道もあり、新たな発表時期は未定。なお、再延長が認められなかった場合、3月27日までに決算を発表しなければ上場廃止となる。<br/><br/><br/>三菱重工<7011>:477.2円(+28.4円)<br/>大幅続伸。18年度に造船事業の分社化を検討していると報じられている。7月に発足する新体制では、新型船設計や環境技術などの新技術開発を活かしつつ「専業3社と連携しやすくする」ようだ。その上で、設計部門や営業部門、建造部門の分社を検討しているもよう。大型客船の建造で2500億円超の損失を計上するなど、造船部門が経営の重しとなっており、分社化による経営改善への期待感が高まる格好。<br/><br/><br/>ブリヂス<5108>:4654円(-37円)<br/>売り優勢。大和証券は、目標株価を4600円から4700円に引き上げているが、レーティングを「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に格下げしており、これが嫌気される流れに。同証券では、夏場以降の天然ゴム価格(TSR20)が190cent/kgに下落、ブタジエン価格もピークアウトするとの前提で、17年12月期の同社売上高が前期比約7%増の3兆5800億円、営業利益は横ばいの4500億円と予想しているようだ。<br/><br/><br/>ゲンキー<2772>:6830円(+420円)<br/>大幅続伸。4月10日を基準日として、1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表。分割による流動性向上に期待した買いが向かっている。また、同社は18年4月に創業30周年を迎えることから、記念配当を実施することを決議したようだ。これにより期末配当予想は普通配当10円に、記念配当2.5円を加えた12.5円(分割考慮前は25円で、前期比10円の増配)となり、支援材料となっている。<br/><br/><br/>大豊建<1822>:556円(+39円)<br/>急反発。13日の大引け後に17年3月期の通期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は71億円から95億円、最終利益は46億円から67億円に引き上げるなど、前期比で大幅減益だった従来予想から一転しての増益見通しが好感されている。連結子会社において、特に土木工事の工事採算性が向上したことが理由となっているようだ。<br/><br/><br/>アルトナー<2163>:960円(+30円)<br/>一時1065円まで上昇し上場来高値更新。17年1月期決算を発表している。営業利益は前期比28.1%増の5.53億円となり、従来予想(4.99億円)を上回って着地した。技術者派遣事業において稼働人員、技術者単価が前期を上回った。期末配当も従来予想(20.00円)から増額し、1株当たり25.00円としている(年間では45.00円)。18年1月期の通期業績については、営業利益で同12.8%増の6.23億円との見通しを示している。<br/><br/><br/>SOSEI<4565>:12100円(+90円)<br/>小幅反発。子会社Heptaresが第一三共<4568>と、疼痛緩和に重要な役割をもつ単一のGタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした新薬研究並びにライセンスに関する契約を締結したと発表している。本提携により、Heptaresは契約一時金400万米ドルと今後約800万米ドルの研究支援金を受領する。さらに、研究開発・販売に関するマイルストン及び新薬の純売上高に応じたロイヤリティを受領することになる。<br/><br/><br/>クラウドW<3900>:885円(+121円)<br/>急伸。政府が特定企業に属さずに働くフリーランスを支援するため、失業や出産の際に所得補償を受け取れる団体保険の創設を提言すると一部メディアで報じられている。損害保険大手と商品を設計し、来年度から民間で発売してもらうという。政府は契約ルールを明確にしたガイドライン作成を企業に求めるほか、教育機会の拡充も検討するもよう。クラウドソーシングサービス大手である同社は恩恵享受への期待から物色が向かっているようだ。<br/><br/><br/>

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