<br/><br/>【続落、米3月利上げ示唆されるも円安進まず、三越伊勢丹やヤマトHDが売られる】6日(月)<br/><br/>■概況■19379.14、-90.03<br/>6日(月)の日経平均は続落。前週末のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演では3月の利上げが示唆され、為替市場ではドル買いが強まる場面があった。しかし、その後利益確定売りに押され円安・ドル高は一服し、本日の日経平均はこうした流れを受けて59円安からスタートした。朝方に一時19340.32円(前週末比128.85円安)まで下落する場面があったものの、売りが一巡するとおおむね19300円台後半の狭いレンジで推移した。手掛かり材料に乏しく商いも低調だった。<br/><br/>大引けの日経平均は前週末比90.03円安の19379.14円となった。東証1部の売買高は14億0897万株、売買代金は1兆7209億円だった。業種別では、保険業、電気・ガス業、陸運業が下落率上位だった。一方、石油・石炭製品、鉄鋼、その他製品が上昇率上位だった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>子会社による株式売出し実施を発表した三井住友<8316>が軟調で、ファーストリテ<9983>は指数の押し下げ役となった。ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>は小安い。一部証券会社の投資評価引き下げが観測されたSUMCO<3436>と、未払い残業代を支給する方針と伝わったヤマトHD<9064>がともに4%安。社長辞任観測が報じられた三越伊勢丹<3099>も5%安と下げが目立った。また、一蔵<6186>、UACJ<5741>、ソフトブレーン<4779>などが東証1部下落率上位となった。<br/><br/>一方、新型ゲーム機が話題となっている任天堂<7974>や、関西地銀統合で注目されるりそなHD<8308>は2%超の上昇。三菱UFJ<8306>、東芝<6502>、JT<2914>は小高い。また、北の達人<2930>、オルトプラス<3672>、アルファCo<3434>などが東証1部上昇率上位となった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【3日続落、手掛かり材料乏しく戻り限定的、ヤマトHDは買い優勢】7日(火)<br/><br/>■概況■19344.15、-34.99<br/>7日(火)の日経平均は3日続落。6日の米国市場でNYダウは地政学リスクの高まりから51ドル安となった。為替市場では米経済指標の予想上振れを受けて一時ドルが買われたものの、依然として1ドル=113円台後半を中心としたもち合いが続いている。手掛かり材料に乏しいなか、本日の日経平均は41円安からスタートした。寄り付き後は前日終値近辺まで下げ渋る場面があったものの、週末の米雇用統計など重要な経済指標の発表を控えて様子見ムードも強く、戻りは限定的だった。日中の値幅は約58円にとどまった。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比34.99円安の19344.15円となった。東証1部の売買高は15億7596万株、売買代金は1兆9866億円だった。業種別では、非鉄金属、銀行業、鉄鋼が下落率上位だった。一方、石油・石炭製品、鉱業、海運業が上昇率上位だった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>個別では、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>などがさえない。中国政府が韓国製モバイルゲームの新規認可審査を中断と伝わったことから、ネクソン<3659>は一時7%超下落した。また、日本ハウスHD<1873>、学情<2301>、シュッピン<3179>などが東証1部下落率上位となった。<br/><br/>一方、任天堂<7974>が3日続伸したほか、テンプHD<2181>、キヤノン<7751>も堅調。キヤノンは一部証券会社の投資評価引き上げが観測された。ソフトバンクG<9984>やKDDI<9433>は小じっかり。全面値上げの方針と伝わったヤマトHD<9064>も買いが先行した。また、オルトプラス<3672>、北の達人<2930>、日東精<5957>などが東証1部上昇率上位となった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【4日続落、米株安と円強含みが重し、東芝や任天堂は堅調な動きに】8日(水)<br/><br/>■概況■19254.03、-90.12<br/>8日(水)の日経平均は4日続落。7日の米国市場では、トランプ大統領が薬価引き下げ等に言及したことから製薬セクターを中心に売られ、NYダウは29ドル安となった。また、円相場は一時下落する場面があったものの、米1月貿易赤字の拡大やロス米商務長官発言を受けて再び強含み、日経平均はこうした流れを受けて35円安からスタートした。寄り付き後は一時19198.78円(前日比145.37円安)まで下落したが、売りが一巡すると19200円台でこう着感の強い展開となった。今来週の重要イベントを控え引き続き様子見ムードも強かった。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比90.12円安の19254.03円となった。東証1部の売買高は16億2603万株、売買代金は2兆0144億円だった。業種別では、鉄鋼、証券、海運業が下落率上位だった。一方、精密機器、建設業、金属製品が上昇率上位だった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>個別では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、日産自<7201>などがさえない。三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>も小安い。JFE<5411>、日東電<6988>、アルプス電<6770>は2%超の下落。一部証券会社の投資評価引き下げが観測された三越伊勢丹<3099>は4%近く下げた。また、フィードワン<2060>、ヤマシンフィル<6240>、ニッタゼラチン<4977>などが東証1部下落率上位となった。<br/><br/>一方、任天堂<7974>が4日続伸したほか、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>が小高い。東芝<6502>は中国家電大手が半導体新会社への出資に意欲と報じられ2%超上昇し、JR九州<9142>も上げが目立った。また、レック<7874>、JALUX<2729>、ネクシィーズG<4346>などが東証1部上昇率上位となった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【5日ぶり反発、米利上げ観測による円安を受けた自律反発へ、東芝は大幅反落に】9日(木)<br/><br/>■概況■19318.58、+64.55<br/>9日(木)の日経平均は5日ぶり反発。注目されていたADP雇用統計では、民間部門雇用者数が29.8万人増と、市場予想の18.5万人増を上回る大きな伸びとなった。これにより週末の雇用統計を待たずに来週のFOMCでの利上げが確実視される格好。シカゴ日経225先物は大阪比70円高の19320円、円相場は1ドル114円台半ばとやや円安に振れて推移するなか、自律反発の流れをみせている。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比64.55円高の19318.58円となった。東証1部の売買高は15億9502万株、売買代金は1兆8791億円だった。業種別では、ゴム製品、精密機器、ガラス土石、非鉄金属が上昇率上位。一方で、鉱業、鉄鋼、電力ガス、石油石炭、倉庫運輸が下落率上位だった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>TOPIXコア30銘柄では、パナソニック<6752>、ソニー<6758>、デンソー<6902>、トヨタ自<7203>、キヤノン<7751>、NTT<9432>が買われた一方、7&i HD<3382>、信越化学<4063>、ファナック<6954>、日産自<7201>、三井物産<8031>、JR東日本<9020>、ソフトバンクG<9984>がさえない。そのほか、業績発表が材料視されて日東網<3524>が買われた<br/><br/>一方、バロック<3548>がきつい下げ。なお、決算発表再延期の可能性があると一部で報じられたことから、東芝<6502>は4日ぶりに売り優勢となった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【大幅続伸、円安好感し終値ベースの昨年来高値更新、保険や証券が高い】10日(金)<br/><br/>■概況■19604.61、+286.03<br/>10日(金)の日経平均は大幅続伸。本日発表が予定されている米2月雇用統計への期待や米債券利回りの上昇を受け、円相場は朝方に節目の1ドル=115円台に乗せており、本日の日経平均は円安を好感して126円高からスタートした。メジャーSQ(先物・オプション特別清算指数)を通過して寄り付き後も上げ幅を広げ、取引時間中としては1週間ぶりに19500円台を回復すると、その後はじり高の展開が続いた。大引けにかけて19600円台に乗せ、1月4日以来約2ヶ月ぶりに終値ベースの昨年来高値を更新した。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比286.03円高の19604.61円となった。東証1部の売買高は22億6716万株、売買代金は2兆9483億円だった。業種別では、保険業、証券、空運業、医薬品が上昇率上位だった。一方、下落したのは鉄鋼と海運業の2業種のみだった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、三井住友<8316>、東芝<6502>など売買代金上位は全般堅調。ソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>もしっかり。ソニー<6758>、第一生命HD<8750>、野村<8604>は3%超上昇した。一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたリクルートHD<6098>や大塚HD<4578>は上げが目立った。また、ザッパラス<3770>、星光PMC<4963>、ミライアル<4238>などが東証1部上昇率上位となった。<br/><br/>一方、売買代金上位では三菱商事<8058>がさえない。前日のNY市場で原油先物相場が50ドルの大台を割り込み、その他商品市況も軟調で関連銘柄の下げが目立った。また、ハウスドゥ<3457>、クミアイ化<4996>、アルファCo<3434>などが東証1部下落率上位となった。<br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/><br/>

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