日経平均は続伸。注目された週末の日米首脳会談を無難に通過し、為替相場が1ドル=113円台後半から114円台前半で落ち着きを見せていることが買い安心感につながった。前週末の米株高や原油価格の上昇も好感され、本日の日経平均は134円高で1月5日以来となる19500円台を回復してスタートした。ただ、寄り付き直後を本日の<br/>高値に円安一服で上値の重い展開となった。前場に一時39円高まで上げ幅を縮める場面があったが、その後はおおむね19400円台後半での小動きが続いた。<br/><br/>大引けの日経平均は前週末比80.22円安の19459.15円となった。東証1部の売買高は18億8056万株、売買代金は2兆2682億円だった。業種別では、鉱業が4%を超える上昇となったほか、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。一方、不動産業、情報・通信業、証券が下落率上位だった。<br/><br/>個別では、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、JT<2914>、富士重<7270>などがしっかり。三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>は小幅高だった。業績観測が報じられた東芝<6502>だが、決算発表を前に買い戻しが入り5%高。業績予想を上方修正した国際帝石<1605>も5%近い上昇となり、タカタ<7312>は一時ストップ高水準まで買われた。また、市光工<7244>やタカタ、Mimaki<6638>などが東証1部上昇率上位となった。一方、第3四半期決算を発表したNTT<9432>は反落。ソフトバンクG<9984>も軟調で、野村<8604>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>などが小安い。ライオン<4912>は今期業績見通しが市場期待に届かず7%超安。また、エムアップ<3661>、ワイエイシイ<6298>、田淵電<6624>などが東証1部下落率上位となった。<br/>

<HK>