ADVFN Logo ADVFN

Hot Features

Registration Strip Icon for charts 登録してリアルタイムのチャート、分析ツール、価格を入手してください。

2018年6月8日の日経概況

Share On Facebook
share on Linkedin
印刷

2018年6月8日の東京株式市場は反落しました。

©

終値は前営業日比128円76銭(0.56%)安の2万2694円50銭でした。

4連勝して、過熱感が出ていることで、

海外勢が利益を確定する動きが優先され、

5日ぶりに反落して終わりました。

来週はFOMC、米朝首脳会談などのイベントに備えて、

前半様子見、イベント通過後、影響を消化することになります。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【米国市場の動向】

 

米国市場は続伸しました。

ダウ工業株30種平均は続伸して

前営業日比95ドル02セント(0.4%)高の2万5241ドル41セント、

ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反落して

前営業日比54.173ポイント(0.7%)安い7635.070で取引を終えました。

 

ナスダックはついに過熱感解消に向かって調整に入りました。

ダウは本日の上昇でおよそ3ヶ月ぶりの高値を形成しました。

貿易摩擦の不安が和らぎ、買い安心感が強かった他、

原油市場の反発によりエネルギー関連銘柄に

買いが入ったことも上昇の要因となりました。

 

ただし、来週のFOMC、米朝首脳会談など

歴史的なイベントを前に様子見も広がり、

上値は限定的でした。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の動向】

 

日本市場は朝方から売りが先行してスタートしました。

内閣府が寄り付き前に発表した1~3月期のGDP改定値は

年率0.6%減と速報値と変わらずの結果になり、

市場への影響は限定的でした。

 

また財務省が発表した国際収支統計(速報)で、

4月の経常収支は1兆8451億円の黒字、

46カ月連続の黒字を確保しましたが、

前年同月比では6.8%減で、伸び率に陰りが見えました。

 

注目を集めていた経済指標が大きな影響を与えるような

結果にはならず、来週の歴史的なイベントに備えて、

引けにかけて積極的にポジションを外す動きで

今週の取引を終えました。

 

前日は大きく買われて証券が利益確定に押され、

石油、銀行業なども厳しい動きで引けました。

 

日経の日足は長めの上ひげを持つ短陰線を形成しました。

前日の日足から高値は切り上げ、安値は切り下げたので、

テクニカル上では持ち合いになりました。

 

前日は+1σが上値を抑えましたが、

本日は一息を入れながら、次のジャンプを準備する

動きとして考えることができます。

 

前日まで連勝のおかげで、週間ベースでは3週間ぶりの上昇、

陽線を形成しました。

13週・26週移動平均線で支持され、トレンド転換をしたので、

来週もこの高値を超えてくると強い上昇トレンドへの復帰になります。

 

メジャーSQに伴い商いは大きく増加、

東証1部の売買代金は2兆9207億円、

売買高は16億1057万株でした。

東証1部の値下がり銘柄数は1163、

値上がりは822、変わらずは100銘柄でした。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

先週末に立てた今週の動きは乱高下を含む

方向感なしの展開でしたが、今週が終わってみると

堅調な動きになりました。

 

堅調な動きを支えたのは、リスク選好に走った

外国人投資家が日本株のポジションを増やしたことが

主因と考えられますが、来週はその反対の動きも可能性もあります。

 

来週は前半持ち合い、後半に荒い値動きが想定されます。

12日に予定されている米朝首脳会談、

12-13のFOMCとパウエルFRB議長の会見が最大のイベントです。

 

まず、米朝首脳会談は成果をアピールするのが当然の外交の性格上、

北朝鮮の非核化に向けたなんらかの合意が示されれば、

世界の市場はポジティブに反応することでしょう。

 

次、FOMCに関しては市場では今回の利上げをほとんど織り込んだ状態で、

発言の水位に関心が集まります。

利上げの回数が増えるような可能性が暗示されれば、

株式市場から資金が流出、リスク資産の縮小に傾く可能性もあります。

 

2つの要因がぶつかり合うことで、

乱高下の可能性がありますが、

堅調な経済指標を反映して利上げが示唆されることも

長期的には市場全体の底上げになるので、

短期的な調整に惑わされる必要はないでしょう。

 

FOMC、首脳会談の結果を受けて円安が進むことに備えて、

主力銘柄への注目は続けます。

米国のハイテク株が調整を終えて、再び上昇する場合は

半導体・ハイテク関連の精密機器に関心が集まるので、

こちらももらさずチェックしていきます。

 

日々暑くなる天気の中、市場も上昇の熱気が高まります。

来週末は日本でレポートします。

 

よい週末を!

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【各市場の動き】

 

日経平均(円)

22,694.50                   -128.76(-0.56%)

NYダウ(休場)

25,241.41                 +95.02(0.37%)

ドル・円

109.55 – 109.56       -0.34(-0.30%)

ユーロ・円

129.22 – 129.26       -0.75(-0.57%)

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

ADVFN.comサイトのブログは、独立した金融解説のためのものです。これらのブログは、共通キャリア·プラットフォームを介して独立した著者によって提供されており、ADVFN PLCの意見を表すものではありません。 ADVFN PLCは、これらの記事を編集、承認等しないため、その責任を負わず、また、第三者が、これらの情報に頼ることに対して一切の保証はいたしません。 ADVFN.comサイトにおける情報は、一般的な情報と使用目的のためのもので、特定の要件に対応するものではありません。

コメントを書く

 

最近閲覧した銘柄

Delayed Upgrade Clock