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2017年9月20日の日経概況

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2017年9月20日の東京株式市場は小幅に続伸しました。

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終値は前営業日比11円08銭(0.05%)高の2万0310円46銭でした。

上昇幅は縮小されましたが、6月20日以来、約3カ月ぶりの年初来高値更新した

前日の動きに続き、本日も年初来高値を更新しました。

高値のレベルでは2015年8月18日以来2年1カ月ぶりの高値で

非常に強い動きが続いていると判断していいでしょう。

外国人投資家が戻ってくるポジティブな動きの一方、

早速利益確定が出てマイナスに転じる場面もありました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は8日続伸になりました。

ダウ工業株30種平均は8日続伸して

前営業日比39ドル45セント(0.2%)高の2万2370ドル80セント、

ナスダック総合株価指数も続伸して、

前営業日比6.684ポイント(0.1%)高の6461.323で取引を終えました。

 

ダウ工業株30種平均は過去最高値の更新記録を6日連続に伸ばしました。

ナスダック総合株価指数も13日以来

4営業日ぶりに過去最高値を更新しました。

 

上昇の勢いはFOMCに対する様子見ムードで弱まりましたが、

好調な企業業績への期待が続き、

強い動きが継続しました。

 

トランプ氏が19日に国連総会の演説で、

「 北朝鮮を完全に破壊する以外の選択はない」など、

強く警告したことで緊張は高まりそうでしたが、

武力衝突までは至らないとの見方が強く、市場への影響は限定的でした。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

 

シカゴのCME日経平均先物は強く続伸して、

12月物は前営業日比160円高の2万0150円で引けました。

大阪取引所の終値に並び、2か月ぶりの高値を記録しました。

 

SGX日経平均先物は小幅に買いが先行してスタート、

15円高の2万0125円で寄り付きました。

日本平均は前日の大幅上昇からの反動で小動きのスタート、

1円95銭高の2万0301円33銭 で寄り付きました。

 

利益確定が中心になった午前中は売り・買いが拮抗する動きで

方向感の定まらない動きに終始、

58銭安の2万298円で午前の取引を終えました。

 

午後に入っても一進一退を続けましたが、

総選挙に対する観測で、安倍政権の政策継続を期待した

外国人からの買いが支え、上昇しながら本日の取引を終えました。

 

その他製品、鉱業業種が強く、

石油・石炭製品も連日で強い動きを続けています。

一方、医薬品、電気・ガス業、化学などが売られました。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆7747億円、

前日の3兆円は割り込みましたが、

売買活況の目安となる2兆円は上回りました。

売買高は17億5657万株、東証1部の値上がり銘柄数は854、

値下がりは1051、変わらずは123でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上下ひげを持つ短陽線を形成、

窓を開けながらスプラッシュ状態になった前日の勢いを続けました。

高値と安値を切り上げているので、形上でも上昇で、

上昇幅は小さいですが、上昇の勢いは衰えていないことを見せています。

 

勢いが強い分、上昇の余地はまだ残っていますが、

一息入れてから前進する動きにはなりやすいタイミングです。

トレンド系指標がまだ強い中、

オシレーター系は過熱感のサインを出し始めています。

 

例えばRSIは5月中旬以降、3か月ぶりの80超えで

ストキャスティクスは9/12時点ですでに買われ過ぎのサインを出しています。

FOMCの結果を見極めるための様子見は1日入ってきても良いでしょう。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

本日の動きで注目するポイントは2つ。

まず1つ目は騰落数から見る投資心理の動きです。

東証1部の値上がり銘柄数は854に対して値下がりは1051と

指数は上昇しましたが、全体的に下がった方が多いのが現状です。

 

つまり、指数への寄与度が大きい大型銘柄に資金が動いた結果で、

外国人と国内機関投資家たちが大きなお金を動かしているのがわかります。

調整を挟むことがあっても、当分は上昇する可能性が高いと言えるでしょう。

 

もう一つは、ピークか、新たな円安レベルを達成するか

際どい位置に来ている円安傾向です。

9/8の107円台から2週間足らずで111円台まで進んだ結果、

心理的に上値抵抗が生じるタイミングで、

FOMCの開催で様子見が広がることも予想されます。

 

FOMCの結果が日本市場に反映されるのは21日、

米国市場の上昇と共に円安を加速させ、現在の抵抗を上に抜けると

年末までは21,000円までの大相場も期待できます。

 

ただし、世界が固唾を吞み待っている資産縮小などの内容は

市場にある程度すでに織り込み済みだという雰囲気もあります。

実際に発表された際に、市場は冷めた反応で返すかも知れませんが、

日本市場が大きく下げる要因にはなりにくいでしょう。

 

前日伝えた注目業種、

「PER面では建設関連、PBRでは銀行系がまた出遅れています。」

本日は早速建設業が上昇率3位で動き出しました。

引き続き出遅れ感の残った銀行系にも注目しながら、

ニュースのチェックも怠らないでください。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

20,310.46    +11.08     +0.05%

NYダウ(ドル)

22,370.80    +39.45     +0.17%

ドル(円)

111.26-27    -0.44円高    -0.39%

ユーロ(円)

133.67-71    -0.29円高    -0.21%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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