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2017年9月8日の日経概況

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2017年9月8日の東京株式市場は反落しました。

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終値は前営業日比121円70銭(0.63%)安の1万9274円82銭でした。

米国市場は上昇・下落を繰り返しながら、軟調な動きになっていることを受け、

日本市場は下げの傾向を強めました。

ハリケーンの相次ぐ接近、政局の不安など米国関連の懸念事項に加えて

北朝鮮の地政学リスクも緩和される目処が立ってないので

来z週も厳しい動きが予想されます。

今後の投資戦略を含め、本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は反落しました。

ダウ工業株30種平均は反発、反落を繰り返す動きで小幅の反落、

前営業日比22ドル86セント(0.1%)安の2万1784ドル78セント、

ナスダック総合株価指数は小幅に続伸して、

前営業日比4.555ポイント(0.1%)高の6397.869で取引を終えました。

 

上昇を牽引する材料が見当たらない中、

懸念事項が目立って投資家心理が悪化しています。

数十万人の避難民が出ているハリケーン「ハービー」の影響が意識されたこと、

続いてフロリダ州に近づいている大型ハリケーン「イルマ」の

これからの影響が懸念されるなど、

直近は自然災害関連の懸念が市場を抑えています。

 

長期金利低下により収益性への影響が懸念された金融株の下落、

ウォルト・ディズニーの大幅安など、

指数に大きな影響を与える銘柄の軟調も指数を押し下げました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

 

シカゴのCME日経平均先物は反落、

9月物は前営業日比45円安の1万9415円で引けました。

大阪取引所の終値を15円上回りました。

 

SGX日経平均先物は前日の清算値と並んで

1万9280円で寄り付きました。

日経平均の先物も売りが広がり、下落してスタート、

日本市場は円高傾向が強まったことも加わり、

98円56銭安の1万9297円96銭で寄り付きました。

 

100円を超える下げ幅から、下げ幅を縮小する場面もありましたが、

100円下げ幅を挟んでの動きが続きました。

午後14時を過ぎる米国自然災害関連や

9日の北朝鮮の建国記念日を前にしたリスクオフで、

売りが拡大121円安で今週の取引を終えました。

 

その他製品、サービス、空運業が上昇、

保険、証券など金融株が前日に続いて厳しい結果になりました。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆7145億円、

売買高は18億6042万株でした。

東証1部の値下がり銘柄数は1247、

値上がりは678、変わらずは101銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。

前日から下放れしてスタート、途中で上昇を試したものの、

陰線引けで、窓を開けて下落しました。

 

前日は「この位置で週末リスクに備えてのポジション整理が明日でる場合は、

9/6の安値を割り込まないか、警戒が必要になります。」と解説、

懸念していた通りの形になってしまいました。

9/6の安値まで割り込み、4ヶ月ぶりの安値を形成しました。

 

9/1に25日線を跨って抵抗にあう形で下げてきた上に、

直近の安値まで割り込んだので、

形としては下げが加速する流れです。

 

週足は先週のトレンド転換+陽線から一転、

陰線を形成しました。

26終線が上値の抵抗になって、

週足一目均衡表の基準線と転換線に挟まっています。

 

来週も今週の安値を割り込んでさらに下げが継続するかを

確認しながら、注意が必要です。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

今週末米国市場の結果にもよりますが、

来週は厳しい動きからスタートする可能性が高くなりました。

予想の根拠はまず、米国経済の先行きに対する懸念の深化があります。

 

ハリケーンの相次ぐ到来、

1985年以来最大規模になるM8.2の地震がメキシコ南部で8日の午後発生するなど、

自然災害が絶え間なく続いた結果、

米国経済の先行きには幅広い範囲で影響を受け、懸念が広がっています。

債務上限の引き上げなどの課題にも明確な道筋は見えて来ないのが現状です。

 

この状況で強・弱と材料を提供してくる北朝鮮の地政学リスクが

次の要因として考えられます。

少し和らいだと思うと強気の発言が飛び出るなど、

繰り返される材料で相場は乱高下を続けています。

 

両方の不透明要因を考慮すると為替相場は円高しか考えられず、

円相場は107円台まで上昇、10ヶ月ぶりの円高を記録しました。

来週も円高の流れが劇的に変わる材料は見当たらないことから、

軟調な動きは避けられないと分析しています。

 

支えになる材料は12日のアップルの新製品発表、

様子見を強める材料は19-20のFOMCに備えての売買です。

アップルの新製品発表は大きな期待を持つより、

折り込み進んでいるので、むしろ失望が広がらないかとの見方もできます。

 

軟調な動きで多くのポジションはショート(空売り)になりましたが、

乱高下が強まると、ショートポジションもあっという間に利益がなくなるので、

いつだって利益確定の注文は忘れずに入れておきましょう。

 

今の相場と今後の展望については

明日から東京で始まる投資入門セミナーで解説する予定なので、

興味ある方は明日の東京、来週の名古屋セミナーにお越しください。

http://www.tbladvisory.com/academy/introappli/

 

良い週末を!

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

19,274.82    -121.70     -0.63%

NYダウ(ドル)

21,784.78    -22.86     -0.10%

ドル(円)

108.19-20    -0.80円高   -0.73%

ユーロ(円)

130.18-22    -0.10円高   -0.07%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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