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2017年7月24日の日経概況

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2017年7月24日の東京株式市場は続落しました。

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終値は前営業日比124円08銭(0.62%)安い1万9975円67銭でした。

米国市場が高値圏から割高感が意識され下落、

それに加えて為替市場で進んだ円高の動きを受けて、

幅広い業種に売りがでました。

しかし、心理的に一時的な下げになる可能性が高く、

騰落数や商いをみると、全面安の展開とは思えない状況です。

業種を見越しての様子見が広がる中、

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は反落と下落になりました。

ダウ工業株30種平均は続落して、

前営業日比31ドル71セント(0.1%)安の2万1580ドル07セント、

ナスダック総合株価指数は11営業日ぶりに小幅反落して、

前営業日比2.248ポイント(0.0%)安の6387.754で取引を終えました。

 

ナスダック総合株価指数は10連勝、連日の高値更新でしたが、

ついに利益確定の売りに押されました。

しかし、下げ幅は限定的で、まだ強さを保っています。

 

ダウ平均は四半期決算発表が本格化する中、

売上高の大幅な減少を発表したGEが大きく下げるなど、

決算結果の振るわなかった銘柄の下落が市場の重荷になりました。

 

また、原油先物が2%下落した結果、

資源・石油関連銘柄が下げたことも市場の上値を抑えました。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

シカゴのCME日経平均先物は幅のある反落で、

9月物は前営業日比110円安の1万9980円で引けました。

大阪取引所の終値を100円下回りました。

 

SGX日経平均先物は米国市場とCMEの下落を受けて

売りが先行してスタート、

110円安の1万9955円で始まりました。

日本市場も米国市場の下落と、為替市場の円高傾向がより進み

1ドル110円台で推移した流れを受け、売りが先行、

前週末比126円08銭安の1万9973円67銭で寄り付きました。

 

2万円割れでスタートした日経は、

さらに大きく下げることはありませでしたが、

支援材料が見つからず、下げ幅を縮めることができず

前週末に比べ172円46銭(0.86%)安の1万9927円29銭で

前場引けを迎えました。

 

後場に入っても前場引けの下げ幅を挟んでの動きに終始、

2万円台を回復することなく、大引けを迎えました。

上昇をリードした内需株やゲーム株の一角に売りが出ました。

一方、内需の中でも小売、不動産は堅調な動きになりました。

 

東証1部の売買代金は概算で1兆9163億円、

2兆円を下回る日が続いています。

売買高は15億6143万株、東証1部の値下がり銘柄数は812、

値上がりは全体の過半にあたる1061、変わらずは151でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上下ひげを十字架に近い日足を形成しました。

前日の終値から下離れしてスタート、

そのまま下げて終わる窓を形成、安値では7/11の

直近安値まで近づきました。

 

25日線が支えになってくれることを期待しましたが、

外部要因による心理の悪化はどうしようもない側面でもあります。

決算相場で乱高下が現れるのはすでに承知の上なので、

少しの揺れには落ち着いて対処できるようになる必要があります。

 

上値を切り上げる動きになるかが注目されましたが、

結局はまた挫折、しかし日本企業の業績によっては

下値が支えられ、上昇に戻ることも十分考えられます。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

先週末は堅調な動きになることを動画マガジンで説明しました。

それとともに、月曜日の状況は一旦下げる展開になることを

予想しましたが、米国市場の下落と110円台まで進んだ円高を考えると

この下げ幅はよくやってくれた方だと考えることもできるでしょう。

 

米国市場と為替市場の動き以外、これという材料のなかった予定が

明日からは決算と経済指標の発表で動きがでる可能性が高いでしょう。

今夜注目されるのはグーグルの持株HDであるアフラベットの決算。

 

ハイテク関連銘柄の筆頭だといえるので、

これからの相場雰囲気に影響を与えるとともに、

日本の関連銘柄にも結果を反映する動きになることは容易に想像がつきます。

 

ファンダメンタルで刺激になるもう一つの材料は

明日から26日まで開けれるFOMC,

これは大きなサプライズ材料はないと予想されますが、

これからの景気判断に影響するような内容がでるからは注目です。

 

日本の市場も週後半から決算ラッシュがスタートすることから、

明日まではまだ様子見ムードになる可能性は高いですが、

大きく下値を売り込まれる展開にもなりにくいことが考えられます。

 

業種に注目するよりは、決算相場である特徴をいかし、

好調な業績の銘柄が大きく盛り上がった後、

トレンド転換で入って行くことを考えるのが

この時期には有効な投資戦略になるでしょう。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

19,975.67    -124.08   -0.62%

NYダウ(ドル)

21,580.07    -31.71   -0.14%

ドル(円)

110.99-00    -0.75円高 -0.67%

ユーロ(円)

129.52-56    -0.53円高  -0.40%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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