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2017年7月20日の日経概況

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2017年7月20日の東京株式市場は続伸しました。

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終値は前営業日比123円73銭(0.62%)高の2万0144円59銭でした。

朝方は日銀の金融政策決定会合結果発表に備えて

様子見の雰囲気が強く、小動きでした。

午後に入って金融緩和の継続が正式に発表されると

株式市場への資金流入期待が好感され、

上昇幅が拡大されました。

現状維持は想定とおりでしたが、低金利政策の継続が

改めて意識されることで投資家心理が改善されました。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

米国市場は反発と9日続伸の堅調な動きになりました。

ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発して、

前営業日比66ドル02セント(0.3%)高の2万1640ドル75セント、

ナスダック総合株価指数は9日続伸して、

前営業日比40.737ポイント(0.6%)高い6385.042で取引を終えました。

 

ナスダック総合株価指数は驚異的な強さを見せています。

2015年2月の10日続伸以降、9日続伸は異例の長さです。

それに従ってIT業種はITバブルで沸いた2000年以来の高値を記録、

過熱感が懸念されるに至りました。

 

決算発表が本格化してくるにつれて、

今期も増益が期待される米国企業には

買いが継続する雰囲気が強いといえます。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

シカゴのCME日経平均先物は小幅に反発して、

9月物は前営業日比45円高の2万0015円で引けました。

大阪取引所の終値は5円上回りました。

 

SGX日経平均先物は前日に続き買いが先行してスタート、

20円高の2万25円で始まりました。

日本市場は米国市場の上昇を好感しましたが、

様子見の心理が強く小幅の上昇スタートでした。

 

26円04銭高の2万0046円90銭で寄り付き、

円高の流れが一服しないことから自動車などの輸出関連銘柄に

売りがでました。

 

下値はしっかり、徐々に上昇幅を拡大して、

71円高の2万92円で前引けを迎えた日経は

午後に入ると日銀の現状維持発表で安心感が広がり

上昇幅を拡大しました。

 

130円以上の上昇幅を見せた後は上値が重く、

123円高で本日の取引を終えました。

売りが進んでいたその他金融業、証券などがあげ、

水産、化学にも買いが進んだ一方、

銀行、海運業は売られる流れが続きました。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆1144億円、

売買高は16億5097万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1491、

値下がりは399、変わらずは133銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上下ひげを持つ陽線を形成しました。

高値、安円両方とも切り上げ、

形上でも上昇になりました。

 

実体レベルでは上放れした窓をあけ

上昇トレンドに戻っていることとして判断できそうです。

横ばいだったボリンジャーバンドも少し上向き、

上昇トレンドが継続しているサインを出していますが、

少し上には7/11に形成された高値が存在しています。

 

心理的にはこの高値が意識され、この価格帯を上に抜けてこないと

抵抗として働き、上値を抑える可能性があります。

上昇しながら増えない売買代金も盛り上げりに欠ける要因になっています。

 

決算が始まるにつれて、好決算を確認しながら

上値を押し上げてほしいところです。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

中々止まらなかった円高の動きが本日、ようやく反転しました。

112円台に乗せてきましたが、

上値の抵抗になることが予想される25日線の

112円40付近になると、戻ってきました。

 

本日は日銀の発表が買い安心感につながりましたが、

明日は別の材料、ECBの定例理事会とドラギ総裁の会見が待っています。

ここでも円安を支援する材料が出て、

来週から本格化される決算が堅調な動きになると、

6/20の年初来高値に再挑戦することも考えられます。

 

決算相場は材料によって激しい動きをするのが特徴ですが、

結局は堅調な業績の銘柄が勝っていく真理は変わりません。

企業業績の好調さが注目される中、

好決算が見込まれる銘柄には仕込みを入れてもいいですが、

それが難しい場合は、むしろ決算期を避けて

取引をするのが賢明でしょう。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

20,144.59   +123.73    +0.62%

NYダウ(ドル)

21,640.75   +66.02    +0.30%

ドル(円)

112.22-23  +0.08円安  +0.07%

ユーロ(円)

129.02-06  -0.17円高  -0.13%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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