NYタイムの為替市場は、米株式・債券市場がキング牧師生誕記念日の祝日で休場となり、手がかりが少ない中、市場参加者も少なく、閑散取引が続いた。ただし、ドル安の流れは変わらず、ドル円は110.33円まで9月15日以来の安値を更新し、110円半ばで戻りの鈍い動きとなった。
本日の東京為替市場は、引き続きドルの頭が重くなりそうだ。昨日はドル売りとなるニュースや発言がなかったのにもかかわらず、ドルは全面安となった。モデル系ファンドのドル売りも断続的に出ていることで、ドルのじり安が続きそうだ。本邦勢も売りオーダーを下げているにもかかわらず、オーダーがつかずに毎日ドルが下がり売り遅れている。本日は本邦の11月第3次産業活動指数が発表されるが、市場は反応するのは難しく、欧州時間に入って発表される独・英の消費者物価指数待ちになるだろう。
現時点でドル円のオーダーは、上値は111.00円まで目立った売りオーダーがなく、アマウントや件数が増えるのは先週金曜日の高値の上111.70円まで見当たらない。本邦勢がどこまで売りオーダーを下げてくるかが注目される。下値は110.00円や109.50円など節目に買いが集まっているが、現時点ではアマウントは大きくはなさそうだ。
ユーロドルは、独連立政権への話し合いが行き詰らない限り、引き続き堅調に推移しそうだ。オーダーはNY時間で抜けることができなかった1.2300ドルにまとまった売りオーダーが控えている。下値は欧州時間で割り込まなかった1.22ドル半ばには短期筋のストップロスがある。

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