東京市場は軟調か。欧米株はまちまちで米国株は下落。世界的な株高の流れは一服。米国では中国が米国債の購入ペースを落とすと伝わったことや、トランプ大統領がNAFTAからの脱退を検討していると報じられたことなどが株価の重しとなった。為替市場ではドル安・円高の流れが強まり、ドル円は足元で111円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて185円安の23615円、ドル建てが160円安の23640円で取引を終えた。

 米国株安と円高進行を受け、売り優勢の展開が想定される。米国株がネガティブな材料で下げており、年初に盛り上がった分の反動が大きく出てくる可能性が高い。円高に勢いがついており、ドル円動向をにらみながら神経質な展開となりそうだ。5日線(23524円、10日時点)が控える23500円どころは下値のメドとして意識されると考えるが、あすにSQを控えていることもあり、押し目を積極的に拾うというよりは、様子見姿勢の強い地合いになると予想する。日経平均の予想レンジは23550円−23750円。