NY為替市場は、ドルが底堅く推移した。昨日は欧州債の利回りが軒並み堅調に推移したことで欧州通貨が上昇したが、本日は正反対に動き、欧州通貨は巻き戻しの売りになった。独10年債利回りは昨日の終値0.467%から一時0.426%、英10年債利回りは1.287%から1.213%まで大幅に低下した。欧州債の利回り低下で、欧州通貨が弱かったが、米12月ISM製造業景況指数は59.7と市場予想の58.1を上回り、米11月建設支出も前月比で+0.8%で市場予想の+0.5%よりも上振れたことで、欧州通貨の下げ幅が拡大した。ユーロドルは1.2004ドル、ポンドドルは1.3495ドルまで売られた。ポンドは下げ幅が大きく、ポンド円は151.76円、ユーロポンドは0.8900ポンドまでポンド安になった。またFOMCの議事録が公表されると、ポンドは小動きだったものの、ユーロドルは1.2001ドルまで下値を広げた。しかし1.2000ドルには大きめの買いオーダーが観測されていることもあり、1.2000ドルを割りこむことはできなかった。
欧州通貨に対してドルが買われたことで、ドル円も堅調に推移し、東京時間の高値112.40円を超えると112.50円まで上昇した。ユーロドル同様にFOMC発表後はドルが買われ、112.61円まで上値を広げた。
オセアニア通貨は、豪ドル/ドルは0.78ドル前半、NZドル/ドルは0.71ドル前後で底堅かった。加ドルは原油価格が61.81ドルまで上昇したが、その影響は受けず、対ドルでは1.2554加ドルまで加ドル安になった。
6時現在、ドル円は112.45円、ユーロドルは1.2012ドル、ユーロ円は135.08円で推移。

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