東京市場はもみ合いか。欧州株はまちまちで米国株は下落。米国では下院で税制改革法案が可決されたが、事前に株価も大きく上昇していたことから、利益確定売りが優勢となった。ドル円は米11月住宅着工件数の好内容を受けてドルが買われており、113円台をつける場面もあった。足元では112円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて35円安の22765円、ドル建てが10円高の22810円で取引を終えた。

 米国株安を受けてスタートは軟調が想定されるが、日経平均はきのうの時点で失速しており、ネガティブ影響が限定的になると考える。良好な米指標を受けて為替が円安に振れたことも下支え要因になる。買い材料には乏しいことや、日銀金融政策決定会合を控えて様子見姿勢も強まりやすいことから、上値は重いと考える。しかし、米税制改革法案が成立濃厚となる中、売り込みづらくもあり、下値も限定的と考える。日経平均の予想レンジは22750円−22920円。