東京市場は堅調か。米国で税制改革法案の上院通過が確実視され、先週末の米国株が全面高となっており、これを好感して買いが優勢となる展開を予想する。ドル円も米国株高を受けてドル買いの動きとなっており、足元では112円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて165円高の22685円、ドル建てが210円高の22730円で取引を終えた。

 CME225先物からは22700円近辺からのスタートが示唆されている。先週の日経平均は下を試しながらも22500円どころでは踏みとどまっており、いったん底打ちの見方が強まる可能性が高い。テクニカル的にも、きっちり25日線まで調整を入れたところで強い反発が見られれば、押し目買いも入りやすい。米税制改革の年内成立の確度が高まったこと、それに対して米国株も強い反応を見せたことから、年末株高への期待も高まり、良好な地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは22630円−22800円。