東京市場は軟調か。欧米株はともに軟調。米国株は買いが先行したものの、税制改革実現への懸念が高まり、主要3指数がそろって失速した。為替市場では米11月小売売上高の好内容を受けてドルが強含む場面があったものの、基調としてはドル売りの流れが継続し、足元のドル円は112円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円安の22560円、ドル建てが25円安の22605円で取引を終えた。

 米国株安、円高と外部環境が悪化しており、売り優勢の展開が想定される。きのうの日経平均はダウ平均の上昇よりも円高を嫌気して下げており、取引時間中も為替動向に神経質となる可能性が高い。下のサポートとしては25日線(22561円、14日時点)が意識されやすく、22500円どころでは押し目買いが入ると期待できる。ただし、週末ということもあり、下げ渋ったとしても戻りを試す展開にはなりづらく、終日軟調を予想する。日経平均の予想レンジは22500円−22650円。