NY為替市場のドル円は、112.87円を高値に112円半ばに押し戻され、伸び悩む展開となった。ドル円は、米両院協議会での税制改革法案の一本化協議や8日に期限切れとなる2018年度の暫定予算や債務上限運用停止期間などへの警戒感から112円台後半で伸び悩んだ。米11月ISM非製造業景況指数が57.4となり、10月の60.1から悪化したこと、米10月貿易赤字が487億ドルへ増大したこともドル円の上値を抑える要因となった。
ユーロドルは、ドイツの大連立協議への警戒感から1.1801ドルまで弱含み、ユーロ円も133.01円まで弱含みに推移した。
ポンドドルは、14-15日のEU首脳会談に向けてEUと英国のブレグジット協議が合意に至るとの見方から1.34ドル半ばで下げ渋り、ポンド円は151.82円まで強含みに推移した。
スイスフラン(CHF)は弱含み、対ドルで0.9888CHF、対円で113.91円まで軟調に推移した。
ドル/加ドルは、カナダの10月の貿易赤字が14.7億加ドルとなり、9月の33.6億加ドルから縮小したことで、1.2624加ドルまで加ドル高に推移した後、明日のBOC金融政策決定会合への警戒感から1.2705加ドルまで加ドル安に推移した。加ドル円は89.23円から88.65円まで弱含んだ。
オセアニア通貨は伸び悩む展開となった。豪ドル/ドルは0.76ドル前後、豪ドル円は85.65円前後まで押し戻された。NZドル/ドルは0.6870ドル前後、NZドル円は77.40円前後まで押し戻された。
トルコリラは、エルドアン・トルコ大統領が投資目的の海外投資は問題ない、と述べたことで強含み、対円で29.37円、対ドルで3.84TRYまで堅調に推移した。南ア・ランド(ZAR)は、来週の南アフリカ民族会議(ANC)党大会での新党首選への期待感から強含み、対円で10月18日以来の高値8.39円、対ドルで13.44ZARまで堅調に推移した。6時現在、ドル円は112.55円、ユーロドルは1.1825ドル、ユーロ円は133.08円で推移。

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