東京市場は上値の重い展開か。欧州株は上昇も米国株はまちまち。米国では米上院本会議の税制改革法案可決を受けて買いが先行し、ダウ平均は300ドル超上昇する場面があったが、失速して58ドルまで上げ幅を縮小。ハイテク株が売りに押され、ナスダック総合は大幅安で終えている。ドル円は足元で112円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて230円安の22480円、ドル建てが225円安の22485円で取引を終えた。

 米ハイテク株の下落が重しとなりそうだ。CME225先物は大幅安スタートを示唆しており、ダウ平均の上昇を受けても売り優勢が想定される。節目の22500円より下では押し目買いが期待でき、足元で内需には買いも入っていることから、安寄り後の下値は限定的と考えるが、不安定な地合いは続くと見込まれる。ドル円もきのうの取引時間の水準からは円高に振れており、軟調な地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは22450円−22650円。