NYタイムのドル円は、NYダウが史上最高値を更新したことで113.09円まで強含みに推移したものの、米10年債利回りが2.37%台へ低下したこと、米下院委員会がロシアゲート疑惑で2名の議員を調査との報道から、112円半ばまで押し戻された。ユーロドルは、メルケル独首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)が大連立協議で合意したものの弱含んでいたが、1.18ドル後半へ持ち直した。
東京タイムもNYタイムの流れを引き継ぎ、ドルは上値が重そう。それ以外に、豪ドルの動意につながりそうなイベントが注目となる。豪準備銀行(RBA)の政策金利発表は、1.50%への据え置きでサプライズはなく、市場の反応は鈍いかもしれない。しかし、その前に豪7-9月期経常収支や豪10月小売売上高、そしてオセアニアの動向へ影響を与えることが多い中国の財新PMIのうち、本日は11月のサービス業PMIが発表となる。RBAを控えた市場の思惑を刺激し、実際の金融政策発表よりも動きが出る展開も想定できる。中国のPMIは、市場全般のリスク選好の地合いを左右することも多い。これらのイベントをこなし、欧米のサービス業PMIや米ISM非製造業景況指数の発表を待つことになりそうだ。

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